相変わらず雨も無く、ほんの少しの風がそよぐ普通の朝でした。
8時に隣接の葛城市のエリアメールがけたたましいチャイムと同時に届きました。
でも何の変化もありません。 「避難準備」だったからかも知れません。
1時間後の9時には当市のエリアメールが届きました。
この頃でも何の変化もありません。
10時になってようやく雨が降り出しました。
今日は仕事の軽トラックを歩いていくと10分程度の倉庫のシャッター付ガレージに
昨日の最後に納めておいて、今日は出動無しと決め込んでいました。
後からの話ですが午後のテレビニュースで軽のワンボックス商用車が風で横転して
身動き取れなくなっているのを何台か見て正解だったと思いました。
10時を少し回ったところでウチから1Kmほどの所のお得意様から「大変なこと
に」と大慌てでの電話が入りました。 エアコンからボタボタと水漏れだと。
身体に障害をお持ちで身障者用の車と夜勤で帰ってきて寝ている息子さんの車で
車を止める所がないとのことで、降り出した雨の中を歩いて行きました。
帰りは送ってもらいましたけどね。
本職ですから一応エアコンを分解掃除して1時間半ほど、ちょうどお昼でした。
ご近所で修理依頼があってはと、多少の道具を家にも準備していて良かったです。
午後には本格的に台風の影響が。
と言っても鉄筋コンクリート造の防音・断熱二重窓では何も変化がありません。
時々窓を開けて外を確認したら、地震の時の音みたいにグゥォーーーッという
地面から聞こえてきそうな風の音と、雨が真横に飛んでいるのが見えました。
夜の時点で7人の死者と177人のケガ人、避難勧告203万人という被害。
テレビを見ていても車が横転したり大木が根こそぎなぎ倒されたり、関空の
冠水や連絡橋にタンカーが押し付けられたりと、全部が明らかになったら
もっと大きな被害になっていると想像できます。
取り敢えず夜までに「2階のバルコニーの5m40cm幅の波板が飛んで行って
しまった。」という電話と、「離れのブレーカーが漏電で落ちて入れなおしても
復帰しない」という電話が入り、明日に見に行く約束が入りました。
こういう天災被害は気の毒で、とても儲かるような仕事にはなりません。
でも、頼りにしてもらえるだけありがたいと思います。