リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

バロック音楽の旅17第6回コンサート

2025年02月09日 20時35分59秒 | 音楽系

今日はバロック音楽の旅17講座の第6回(最終回)のコンサートでした。昨日は、当地方では近年にない積雪にみまわれましたが、幸いにも今日は朝からいい天気で雪もほとんどとけていました。ただ四日市とかいなべ市あたりは桑名の倍くらい積雪があったらしく、まだ沢山雪が残っていて参加するのが難しい方もいらっしゃいました。

今回は「トリオによるコンサート」と題してヴァイオリンの鈴木崇洋さん、ヴィオラ・ダ・ガンバの山下 瞬さん、そして私のアーチ・リュートでドイツ、イタリア、イギリスの作品を演奏しました。

私が今回使用したアーチ・リュート(リウト・アッティオルバート)はまだ弾き込み始めて一ヶ月あまりしか経っていない楽器ですが、その割には音がとても前によく出ていました。これからが楽しみです。

プログラムは次の通りです。

ジョン・プレイフォード編ディヴィジョン・ヴァイオリンより (1685、作者不詳)、イタリアン・グラウンド

ゲオルク・フィリップ・テレマン (1681-1767)、ダルムシュタット写本より

トラヴェルソ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、通奏低音のためのソナタヘ長調、ドルチェ、アレグロ、ラルゴ、(アレグロ)

マラン・マレ (1656-1728) ガンバ曲集第4巻(1717)第2組曲ニ長調よりプレリュード、アルマンド‘親しみ‘、ガヴォット’お気に入り‘、ロンド’優美‘

------------------------------ 休憩 ---------------------------------

ヴェラチーニ (ca.1682-1762)、ドレスデン写本より、ソナタニ短調、アンダンテ、アレグロ、アダージョ、アレグロ

ゲオルク・フィリップ・テレマン (1681-1767)、ダルムシュタット写本より

ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ・チェンバロのためのソナタ、カンタービレ、ヴィヴァーチェ、ドルチェ、アレグロ

ジョン・プレイフォード編ディヴィジョン・ヴァイオリンより (1705、作者不詳)、ラ・フォリア

 

昨年の9月に開始しました今年のシリーズは今回で終わりです。来年もまた次のバロック音楽の旅18を開講する予定です。

 


大雪警報

2025年02月08日 11時12分36秒 | ローカルネタ

昨日の予報通り今日未明頃から雪が降り始め朝起きてみると沢山雪が積もっていました。もっとも豪雪地域の人からみれば笑っちゃうレベルでしょうけど。

ベランダの積雪は10センチくらいです。

その後テレビを見ていましたら桑名、四日市、いなべなど三重県北部地域に大雪警報が発令されました。

大雪警報が発令された割には雪の勢いは弱まっては来ていますが。でも雪模様であるには変わりなく、こういう状態が夜頃までつづくということなんでしょう。

当地は例年1回か2回積雪があるかないかという地域で、ここ2年くらいは積雪らしい積雪はありませんでした。今季は今年の初めでしたか昨年の終わり頃でしたか、少し積雪がありましたので、これで終われば例年のパターンです。

桑名地方に雪をもたらすのはJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)と呼ばれている風がこっちに向かってきたときです。今日まではそれは少しそれていたので雪は降りませんでしたが、ついにこっちの方に向かってきたわけです。この雪をもたらすJPCZの県内の影響は三重県の北部地域に限られていて四日市以南の地域には雪の影響はないみたいです。

明日はバロック音楽の旅17の本番ですが、一日違いでセーフでした。

 

 


石破訪米

2025年02月07日 10時02分43秒 | 日々のこと

石破首相がトランプ大統領と会談するために渡米しました。政治のことはよく分かりませんが、トランプ氏に嫌われないようにいろいろ説明するらしいです。

安部首相の時代はトランプ氏が大統領確定となるやいなや就任前にもかかわらず訪米して信頼関係を築き、その後の日米関係はとても良好でした。会談の際、安倍氏は沢山の想定問答を全て暗記して会談に臨んだそうです。

石破氏もその安倍氏のやり方にならって沢山想定問答を憶えたそうです。安部氏がやったように図で説明することもするらしいです。

でもトランプ氏側から見ると、「あれ?このやり方はシンゾーもやってたよね」ということになり、ヘタすると「イシバ君はシンゾーの劣化コピーやな」ということになりかねません。

そもそもトランプ氏の方では石破氏がどんな人物であるのかはとっくに承知しているでしょうし、どのような準備をしてこちらに来るのかはしっかりと調べて、その上で会談するでしょう。小手先のその手はすでに読まれているはずで、このような安倍氏に倣った方法だけではあまり意味がないと言えるかも知れません。

石破氏が会談でどのような成果を上げるかはまだわかりませんが、トランプ氏と堂々と渡り合ってしっかりした信頼関係の元でよりよい日米関係を築きあげるようにしてほしいものです。


サブスク値上げに根上げ

2025年02月06日 15時31分31秒 | 音楽系

ホームページで使用しているドメイン、shojinakagawa.comの登録費用値上げ案内のメールが届きました。2年間の登録費用が6270円から何と9350円に値上げするとありました。

ええ!1.5倍ですよ、これって。なんかすごくないですか。値上げするにしてもここまでの値上げはなかなかないですが、HPを継続できなくなるので飲まざるを得ません。

Microsoft 365 のサブスクも去年から値上げが始まって、それまでずっと12984円だったのが去年が14900円で今年2月に引き落とされる分については21300円です。

月1000円ちょっとでまぁまぁ安いかなと思ってサブスクにしていたのですが、1700円超で約1.7倍です。こちらの方がすごいですね。

仕事に欠かせないのが楽譜制作アプリSibelius、こちらも気になったので調べてみましたが、自分のアカウントに入ってみてもいくら支払っているのか出ていません。確か以前は出ていたように記憶していますが、毎年11月に自動更新するというのは覚えています。でも多分値上げしているんでしょう。あとでまたしっかりと調べることとします。

サブスクはうっかりしていると大層な金額が値上がりしてしてしまっていることになりかねません。といってサブスクを切れないものも多く悩みどころです。

 


皆さんのお陰です!!(5)

2025年02月05日 15時36分41秒 | 日々のこと

その本の内容はとても高度で高校2年生の英語力で完全に読めるシロモノではありません。英語の文章としてはかろうじて読めても内容的な理解がついて来ないのです。I 君はもうハナから諦めていました。

先生の個別学習も2ヶ月位経ったころからは件の本の購読に加えて新聞の社説を100字に要約するという課題を頂きました。それも5日分!まぁ英語はもう無理だからこれならできるだろうということだったんでしょう。本当は英語を教えていただくということで通い始めたんですが、なんか変わってしまいました。

一週間に5本の社説をそれぞれ100字に要約するというのはなかなかハードな課題でした。最初はどうしても100字を超えてしまうのですが、先生はそれではだめだとおっしゃる。やっている内に100字にするためには、文章は2つか3つでなければだめだということが分かってきてそれなりに軌道に乗ってきました。この課題をこなしたお陰か、1年後の大学入試の現代国語は割と余裕でした。

さてここまで書いてきましたように私の場合ウチの家庭教育力は当時としては普通というか今のレベルで言えば「ない」といっていいレベルだったでしょう。これは別にウチに限ったことではなくほとんどの家庭がそんなものだったと思います。

ところが何かの偶然が重なり、ヴァイオリンにせよ、子供の科学にせよ、中学受験勉強にせよ、はたまたKenneth Galbraisにせよ、随分高いレベルの教育に触れることができました。10代までの基礎力が周りの人たちのお陰で、大したレベルには行かなかったにしても多少なりとも高められたと言えます。すでに鬼籍に入られた方もいらっしゃいますが、関係の皆様には本当に感謝申し上げたいと思います。<(_ _)>


皆さんのお陰です。(4)

2025年02月04日 15時34分39秒 | 日々のこと

高校生になって英語と国語の勉強に関して得がたい体験がありました。

同級生の I 君は小学校からよく遊んだ友達でしたが高校も一緒でした。高校二年生になったあるとき I 君が相談したいことがあるとおっしゃる。何事かと聞いて見ると、実は I 君の親戚で県内の国立大学で教授をしている人がいる。周りがその人に英語を教えてもらったらどうかと言ってくるが、自分ひとりで行くのは不安であるので一緒に行ってくれないか、ということでした。

まぁ一種の家庭教師みたいだし一緒に行って勉強すれば多少なりとも役に立つだろうと思い、その先生のご自宅がある桑名市の隣町まで毎週バスで出かけることになりました。ちなみに私の分の家庭教師代はタダでした。

先生のご自宅に着くと痩身のいかにも学者といった風情の方が出てこられて、応接室に通していただきました。そして私たち二人に英語で書かれた本を一冊ずつ渡してくれました。薄っぺらな本でしたが、いわゆる原書でこんな難しいそうな本で勉強するの!?って感じでした。本の著者はKenneth Galbrais, 本のタイトルはっきりとは憶えていませんが、Perspectiveとmongoliaという言葉があったような記憶があります。ちなみに大学に入って経済学部の学生にKenneth Galbrais の本を読んだことがあると言ったらものすごく驚いていました。実はその本の内容はあまり頭に入ってはいませんでしたが。

 


みなさんのお陰です。(3)

2025年02月03日 10時59分29秒 | 日々のこと

小学校の高学年になるまで椅子に座って勉強するための机はありませんでした。家の隅っこに座机があり、その周りに教科書なんかを置いていたのでそれが一応勉強机ということになっていましたが、もちろんそんなところで勉強するわけはありません。

当時の塾、「ならい」と呼んでいましたが、近所に2つあり一応友達付き合いでいってはみましたが、たるくてすぐに止めてしまいました。算盤の塾もありました。これは1年ちょっと行きましたが、途中から競技主体みたいなクラスに行かされてその雰囲気がいやで止めてしまいました。暗算は得意だったんですけどね。

小学校5年生のときにO君という体の大きな子が転校してきてすぐに仲良くなりました。6年生になろうとしていた頃、津市にある某市立中学を受験するというので一緒に勉強を付き合ってくれないかと言われました。彼は塾には行っていなくて自力で勉強していました。

6年生になると担任の先生の支援もあってO君は随分高度な問題をやっていたようです。私もお付き合いでナントカ研究社が出している大判の○回テストシリーズという問題集を何科目か買って勉強しました。もちろんO君ほどは力をいれてはいませんでしたが、そのとき初めてウチで勉強するようになったのです。でも例の座机だったこともありそんなに長い時間勉強していたわけではありませんでしたが。


皆さんのお陰です!(2)

2025年02月02日 17時50分21秒 | 日々のこと

ひとつ上のお隣の息子さんとは小学生中はずっと一緒に遊んでいました。昔は人の家に平気でいきましたので、厚かましくもお隣の立派なお家にいきますと、ウチとは違うものがいくつかありました。椅子なんか当時高級ブランドだったネコスというブランドの椅子です。そもそもウチには勉強机なんてありませんので、椅子はありません。でもこれで大丈夫だったのです。そもそも小学校6年生になるまではウチで勉強したことはありませんでしたから。

お隣のお家では科学工作しっかり学ぶというのが教育方針だったようで、「子供の科学」なんて雑誌がありました。私はこの雑誌を読むのがとても好きでした。

まだ新興メーカーだった田宮模型のモーター駆動の自動車を一緒に作ったりもしました。ゲルマニウムラジオも手をだしましたね。筒にコイルを巻いただけ(詳しいことは憶えていませんが)のラジオでしたが、樋にアンテナ端子を当てるとあら不思議CBCラジオが聞こえてくるのです。確か子供の科学に乗っていた記事をもとにして作ったと記憶しています。当時の樋は金属製でそれが2階まで高く伸びているので結構巨大なアンテナになったわけです。

お隣の息子さんはウチにもよく来ていました。自分のウチでは窮屈なのかウチへ来たときは少年サンデー連載の「おそ松くん」ばかり読んでゲラゲラ笑っていました。

 


みなさんのお陰です!(1)

2025年02月01日 22時28分52秒 | 日々のこと

私の家は特に教育熱心であったわけではありませんが、今から思うと周りの環境の影響を受けてかなりよかったのではという感じがしています。

お隣さんはお医者さんで自分の子供にヴァイオリンを習わせるなどなかなか教育熱心なお家でした。お隣さんの息子さんは私よりひとつ上で小さい頃からよく一緒に遊んでいました。私が6歳になった頃、その息子さんがヴァイオリンを習い始めたという話を聞いて父親が急に私にヴァイオリンを習わせました。

私の父親は陸軍に招集、満州に派兵、そして戦後シベリアに抑留されて強制労働に就いていました。収容所では当然厳しい環境に置かれていましたが、そこで楽団が編成されることもあったようで、そこでヴァイオリンやギターを弾いていました。そんな父親がお隣さんに影響されて自分の息子にヴァイオリンを習わそうと思い立ったのです。

もちろんお隣さんはきちんとした先生についていたのだと思いますが、息子さんはなかなかうまく弾けずすぐレッスンを止めてしまったようです。私は父親の我流レッスンでその後3年くらい毎日楽器を弾いていました。

このレッスンは私の音楽的な基礎を形作ったと言っても過言ではありません。途中で止めてしまったとは言え、楽譜の読み方、弦楽器の左手の使い方そしてナンチャッテ絶対音感を身に付けたのはこの時期です。ある意味当時としてはどっかのお金持ちのボンボンクラスの環境であったかも知れません。

ただボンボンの家庭と違うのは、私が壁にぶつかって楽器を弾こうとしなかったら父親もあっさり教えるのを止めてしまったことです。シロウトなのでその壁を乗り越える方法を教えることができなかったのか、もう教えるのに飽きてしまったのか。ボンボンの家の子だったら多分親が無理矢理継続させようとしたと思います。

それ以降私はヴァイオリンに向うことはありませんでしたが、根が音楽好きでしたから結局音楽に向かいその数年後にギターさらにその数年後にはリュートを弾くことになります。

 


地銀はゆるい?

2025年01月31日 17時50分39秒 | 日々のこと

オンラインバンキングはとても便利で私も三菱UFJ銀行と三井住友銀行で使っています。残高照会だけなら10桁くらいの暗証コードで可能ですが、実際にお金を送金するときだと1回だけ使える暗証発行デヴァイスを使います。デヴァイスが自分のところにある以上は他人に見られる筈はなく、とても安全です、と思いきやこの方式でも100%安全ではないようです。

これらのに加えて香港のHSBC銀行でもオンラインバンキングをしていますが、こちらは旧来の暗証発行デヴァイスに加え、最近ではスマホの生体認証を活用をしたオンラインバンキングをしています。私はまだこの方式は使っておらず、旧来の暗証発行デヴァイスを使っていますが、それでも日本の銀行よりは少し強度はありそうです。

まずデヴァイス自体にPINコードが設定されていて、仮に第三者にこのデヴァイスが渡ってもPINコードを知らないと使う事はできません。それに長押ししないと進めないところもあり、いろいろ面倒くさい=強度が高いと言えそうです。

先日三重県に拠点を置く地銀もオンラインバンキングをしているというので申し込んでみました。この地銀では暗証発行デヴァイスは使わない方式でなんかちょっと危ない感じがしますが、実際に推奨しているのはスマホの生体認証を使う方法でした。まぁこちらなら安全なんでしょう。暗証発行デヴァイスを配布するのはお金がかかるうえに、強度も低めなので割に合わないということなんでしょう。でもスマホも暗証発行デバイスも使わない方式がある以上は、悪い奴らがそこを狙ってくるかも知れません。気をつけましょう!