リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

It's a Sony

2008年12月08日 12時58分48秒 | 日々のこと
最近ちょっと気になるのが、コマーシャルなんかの最後に出てくる会社のキャッチフレーズ。コーポレート・スローガンとか言うんでしたっけ?

例えば以前のソニーのテレビのコマーシャルだと、It's a Sonyってコマーシャルの最後に言ったり文字でも書かれていましたね。あれです。

テレビを見ているときにメモって行きましたら、各メーカーもいろいろ考えるもんですえねぇ。どれがどこの会社か分かります?答えは、この投稿の末尾です。

Like.no.other
SHIFT_the way you move
Make it possible with Canon
Inspire the Next
The power of Dreams
Innovation by chemistry
Drive@earth
Make the style
Zoom-Zoom
Channel to discovery
at your side
ideas for life
Leading Innovation

トヨタとかシャープはないみたいです。あと唯一日本語で「あしたのもと Ajinomoto」というのがありました。

しかし外国における宣伝ならいざ知らず、日本人が見る宣伝でこれだけ英語ばっかしというのもねぇ。まぁ日本人は英語を話すのは苦手だけど、読解力やリスニング力は結構高いということなんでしょうか。

で、私が独断的に評価をしてみますと、

inspire とか innovation という語は中学校では習わない単語だから、ちょっと敷居が高いかも。

SHIFT_the way you move は関係代名詞が省略形で使われていますので、これもちょっとねぇ。

Make it possible with Canon はSVOCですねぇ。(笑)でも読んでみるとなかなかリズミックでいい感じです。

使っている単語が平易なのは、
like. no. other. とか
The power of Dreams
ideas for life
あたりですが、like.no.other のピリオドがなんか意味ありげでいいですねぇ。でも日本人の英語感覚には英語的すぎて(笑)今一つなのかも。likeを動詞だと思ってしまう人もいそうです。The power of Dreams は分かり易くきれいなイメージの単語だし、読んでみてもなかなか力強いです。ideas for life はわかり安いけど平凡なイメージ。音感もイマひとつ。

Zoom-Zoomは意味を知らなくても宣伝を聞くと何となく感覚でわかることばですね。これは秀逸です。コマーシャルの最後に必ず言ってますね。

日本で放映する以上は日本人の英語感覚でどうかというのが問われるので意外と作るのが難しいでしょうね。ネイティブがいいって言っても日本人にはあまりピンと来なかったり。でもこういうフレーズは多分世界中で使うんでしょうから、ネイティブにもいい感じに響き、日本人にもよくわかり音感もよく、ネイティブ以外の外国人にも受けるように作るという条件に作ることでしょうから、これは実は至難の業なんでしょう。という視点で見ると、どのフレーズも考え抜いて作られたものに違いありません。


(答え)
ソニー
日産
キャノン
日立
ホンダ
東レ
三菱自動車
ネッツ(トヨタの販売店)
マツダ
みずほ・コーポレーション
ブラザー
パナソニック
東芝