リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

あけましておめでとうございます

2009年01月02日 20時18分24秒 | 日々のこと
明けましておめでとうございます。ハワイから帰って参りました。(笑)

ハワイ島は「ハワイハワイ」してなくてなかなかよかったですよ。私が雨男であるせいか、よく雨が降りました。3日も降り続いた日もありました。もともとハワイ島のヒロというところは雨がこの季節は多いらしいですが、足かけ3日もも降り続くというのは珍しいそうです。

雨の多いヒロのちょうど反対側にコナというリゾート地があり、ここは雨はぐっと少なくて快適なところです。コーヒー農園なんかもあります。Greenwellというコーヒー農園に行きましたが、ここにとても日本語が達者な方がいて、上手に解説していただきました。その方は、60歳くらいですが、日本生まれで38年間日本に住んでいたそうで、伊勢湾台風なんかも和歌山で体験されたそうです。

ヒロから30分ほど車で行ったところにあるハカラウというところに長くいたんですが、空気がきれいで色んな低周波音にあふれ(多分)生命感みなぎるところでした。少し高台でしたので、気温は日本の秋口くらい、ただ雨はよく降るそうです。雨の中、コキと呼ばれるきれいな鳴き声の蛙がいつも鳴いていました。このコキガエルは「コキ」と鳴くんですが、コとキの音程差が長6度(レ-シかミフラット-ドあたり)で、最初は鳥かと思いました。ときどき長7度蛙もいました。歌うのはオスでしょうが、6度蛙と7度蛙、どっちがもてるんでしょうね。

滞在していたお家のすぐ前の道に、に背の高い木の並木があるんですが、そこを歩いていたら、何やら木がざわざわしています。何かと思って見上げたら、木が私たち(私と家内)に何やら話しかけてくれていました。別のところに移動すると今度はそのすぐ上の木が私たちを歓迎してくれるかのようにさわさわざわざわしてくれました。多分何かの錯覚か風が吹いていただけのことなんでしょうけど、まるで木と対話しているかのような感じがしてとても嬉しくなりました。

今回のハワイはちょっと用事があったので行っただけで、別にハワイに興味があったからということで行った訳ではありませんでしたが、ハワイ島はとてもゆったりとした感じで自然が一杯でした。ホノルルに飽きた方はぜひ行ってみては如何でしょうか。私はまだホノルルには行ったことがありませんが・・・(笑)