リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

対訳バッハ声楽全集

2009年01月07日 12時29分41秒 | 音楽系
今日アマゾンに注文してあった「新装版対訳J.S.バッハ声楽全集」(若林敦盛訳、慧文社)が届きました。受け取る際、宅急便のおじさんが、「前回は、遅れて大変ご迷惑をおかけしました」っておっしゃいましたが、何のことかよく思い出しません。多分昨年の暮れに、ヨドバシカメラのポイントで買ったサンヨーの録音機のことだったかな?ハワイモードがまだ続いているのかも。(笑)

さて、この対訳全集、バッハのカンタータや受難曲などの声楽の歌詞が、とても分かり易い日本語に訳されています。CDに付いている日本語訳はときどき、日本語が難しすぎて何を言っているのかよくわからないときがあります。そういうときは原文とか英訳を見るんですが、そっちの方がよくわかることも多いです。なら、お前はそもそも日本語訳なんていらんじゃん、なんて突っ込まれそうですが、もちろんドイツ語原文は電子辞書を引きまくって読むんですよ。(笑)

バッハの声楽曲の演奏は、本当にネイティブがうらやましいですねぇ。ことばの多いレチタティーフなどは通奏低音奏者であってもリアルタイムで歌詞を理解していく必要がありますが(アリアももちろん同じですが)、独検3級程度の日本人では事前に必死に調べて覚えておかなくてはなりません。ネイティブだったら、この分は必要ないので、楽だろうなぁなんて思ったりもします。

そんな非ネイティブ人にこの対訳集は強い味方です。ベーレンライターのカンタータスタディエディションとともに一家に一冊の必需品です。