リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

録音機材遍歴(1)

2009年01月20日 11時44分18秒 | 音楽系
録音のための機材は昔からいろいろ買ってきました。30年以上前はティアックのオープンリール4トラックデッキで多重録音していましたねぇ。その頃の録音、もちろんアナログですが、残っていると面白いんですけどね。70年代とか80年代のスタイルの(というかその当時のスタイルそのものです)ポップスを作曲して、雑誌主催のコンテストなんかに応募していました。学校の演劇の音楽なんかも作っていました。その後オープンリール4トラックがカセットの8トラックに進化したりしました。

10数年前はマッキントッシュで録る「夢のハードディスク・レコーディング」(某音楽専門誌にこういうタイトルの特集が組まれたことがありました)をするべく、マックとヤマハのCBXという名前のオーディオインタフェースを買いました。今なら、3万円のコンピュータと1万円くらいのオーディオインタフェースでできるレベルのものですが、えらい大金をつぎこみました。こういうことをしていたから、今お金が残ってないんですねぇ。(笑)で、結局わかったのは、当時のマックでハードディスク・レコーディングというのはまだ実用的でないということでした。世界のコンピュータ産業の発展に大いに尽力した私でした。

その後というかその途中、AKAIのDPS12というスタンドアローンのハードディスク録音機を買いましたが、これは大失敗。その頃のハードディスクはアクセス音が大きくて、リュートの録音のように音源が小さい場合は、そのアクセス音を拾ってしまうのです。エレキなんかを録るのには別に問題はないんでしょうけど・・・