リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

バロック音楽の旅講座第3回

2010年10月05日 10時59分24秒 | 音楽系
10月2日土曜日は、くわな市民大学「市民企画講座」バロック音楽の旅IVの第3回講座でした。今回は「イギリス・リュートソングの世界」と題したコンサートで、ソプラノの増野友香さんと私が演奏を致しました。プログラムはダウランドを中心にトラッドとビートルズソングを交えたものです。トラッドとビートルズソングのアレンジは私が担当いたしました。

曲目は以下の通りです。

ジョン・ダウランド作曲(1563 –1626)
彼女は言い訳ができるのか?
もし私の嘆きが
流れよ、クリスタルの涙
さあ、もう一度

作者不詳(17世紀初頭)
ロビンは深い森に行ってしまった(リュートソロ)

ジョン・ダウランド作曲
来たれ、深き眠りよ

――――――休憩――――――

イギリスのトラッド(作者不詳)より
サリー・ガーデン
グリーンスリーブス

ジョン・ダウランド作曲
私は見た、あの人が泣くのを

レノン=マッカートニー作曲
ミシェル
プリーズ・プリーズ・ミー

ジョン・ダウランド作曲
目覚めよ、愛しの恋人よ
流れよ私の涙
今こそ別れ


増野さんとほぼ同じプログラムで3回コンサートを行ってきましたが、今回の会場が一番きれいに響いていました。日本では(少なくとも名古屋圏では)なかなかいい条件の教会がないのですが、私の地元にこんないい条件の教会があるのは希有なことだと今更ながら思いました。



このバロック音楽講座は、今年は73名の参加申し込みがありまして、これは過去最多です。年5回のほぼ定期開催で、うち4回がコンサート1回がレクチャーです。来年以降も安定的にこの位の参加者を確保したいところです。次回講座は12月4日、「リコーダーとチェンバロのためのフランスバロック音楽」と題したコンサートです。途中からの講座参加も可能ですので、ご希望の方はご連絡ください。