ドイツからCDが送られてきました。タイトルは、「Moods of the Baroque Lute --- Works by Bach and Weiss Vol.1」、レーベルはドイツのACUSTICA RECORDSです。実際に手にとって見ると、やっと完成したという実感がわきますねぇ。録音したのはずいぶん前なので、自分的にはもう昔のアルバムって感じがしてきましたが・・・(笑)
昔のアルバムの感じがするのは、実は第2集もすでに昨年の春に録音したからですが、何はともあれめでたいことです。今まで皆さんに、「もうすぐ出ますからね」なんて何度も言ってたのに、なかなかでないので、もう完全にオオカミ少年になっていましたが、今度こそは正真正銘の本当です。
タイトルは日本語で言えば、「リュート的気分」というような感じです。バッハ、ヴァイスの作品集第1集という副題の通り、第2集、第3集と続く予定です。すでに書きましたように、第2集もすでに録音が終了しております。でも第2集について詳しくはまたの機会に。
今回の第1集では、バッハの組曲第1番ハ長調BWV1007(無伴奏チェロ組曲第1番の編曲)、第4番変ロ長調BWV1010(同第4番)、それとヴァイスの組曲第34番ニ短調を録音しました。バッハの組曲2曲はいずれも自分でリュート風に編曲しました。ヴァイスの組曲はドレスデン写本からのもので、多分もっともよく知られている組曲のひとつだと思います。ま、今回は初録音ということもあって、有名曲オンパレードということですね。(笑)
録音は、ドイツの田舎の小屋を改装した録音スタジオ「クラングショイネ」で録りました。使用したマイクは2本のみ、デジタル的な音場補正はいっさいナシ、スタジオでの響きのままです。録音機は96kHz/24bitのデジタル録音機です。録音エンジニアは、自身がプロのギタリストでもある、ヤン・ザチェック。彼のすばらしい技術とセンスでもって、とても美しく録れていると思います。
録音というのは、いくら技術や機材はすばらしくてもだめでして、音楽的なセンスが必要です。音はきれいに録れてはいるんですが、単にノイズがないだけとか蒸留水のように無味乾燥な録音が何と多いことでしょう。(あくまでも個人の感想です(笑))逆に機材がヘボイためか、妙にシャーというノイズが聞こえたりするCDなんかもあります。そんな中で、ヤンにはとてもいい仕事をしてもらったと思っています。
演奏に使用した楽器は、スイスのモーリス・オッティガー2005年製作の13コースバロック・リュート。中音域まではとてもガットっぽく響いていますが、弦は全てピラミッドとアキーラの合成樹脂弦です。
アルバムのカバーピクチャーは、ストリート・パフォーマーのユキンコアキラにお願いしました。なかなかカッコいい絵でしょ?タイトルは「ソノ時ヲ待ツ」、ドイツで出すので、あえてカタカナと漢字で少し目立つところにタイトルを書いてもらいました。ひらがなはあまりカッコいい風には見えないみたいですが、漢字やカタカナは我々が思っている以上にヨーロッパの人にはカッコよく見えるみたいです。知り合いのスコットランド人の歌手なんか、「菰野高校」というロゴが入ったシャツを着て、クールだ、なんて喜んでいたくらいです。(三重県立菰野高校の体操着がなぜかバーゼルの古着屋で売られていました)
さて、奇特にもこのCDを買ってやろうと思われた方は、私の方にその旨メイルでお知らせください。直送いたします。メイルアドレス→ shoji726lute@gmail.com
昔のアルバムの感じがするのは、実は第2集もすでに昨年の春に録音したからですが、何はともあれめでたいことです。今まで皆さんに、「もうすぐ出ますからね」なんて何度も言ってたのに、なかなかでないので、もう完全にオオカミ少年になっていましたが、今度こそは正真正銘の本当です。
タイトルは日本語で言えば、「リュート的気分」というような感じです。バッハ、ヴァイスの作品集第1集という副題の通り、第2集、第3集と続く予定です。すでに書きましたように、第2集もすでに録音が終了しております。でも第2集について詳しくはまたの機会に。
今回の第1集では、バッハの組曲第1番ハ長調BWV1007(無伴奏チェロ組曲第1番の編曲)、第4番変ロ長調BWV1010(同第4番)、それとヴァイスの組曲第34番ニ短調を録音しました。バッハの組曲2曲はいずれも自分でリュート風に編曲しました。ヴァイスの組曲はドレスデン写本からのもので、多分もっともよく知られている組曲のひとつだと思います。ま、今回は初録音ということもあって、有名曲オンパレードということですね。(笑)
録音は、ドイツの田舎の小屋を改装した録音スタジオ「クラングショイネ」で録りました。使用したマイクは2本のみ、デジタル的な音場補正はいっさいナシ、スタジオでの響きのままです。録音機は96kHz/24bitのデジタル録音機です。録音エンジニアは、自身がプロのギタリストでもある、ヤン・ザチェック。彼のすばらしい技術とセンスでもって、とても美しく録れていると思います。
録音というのは、いくら技術や機材はすばらしくてもだめでして、音楽的なセンスが必要です。音はきれいに録れてはいるんですが、単にノイズがないだけとか蒸留水のように無味乾燥な録音が何と多いことでしょう。(あくまでも個人の感想です(笑))逆に機材がヘボイためか、妙にシャーというノイズが聞こえたりするCDなんかもあります。そんな中で、ヤンにはとてもいい仕事をしてもらったと思っています。
演奏に使用した楽器は、スイスのモーリス・オッティガー2005年製作の13コースバロック・リュート。中音域まではとてもガットっぽく響いていますが、弦は全てピラミッドとアキーラの合成樹脂弦です。
アルバムのカバーピクチャーは、ストリート・パフォーマーのユキンコアキラにお願いしました。なかなかカッコいい絵でしょ?タイトルは「ソノ時ヲ待ツ」、ドイツで出すので、あえてカタカナと漢字で少し目立つところにタイトルを書いてもらいました。ひらがなはあまりカッコいい風には見えないみたいですが、漢字やカタカナは我々が思っている以上にヨーロッパの人にはカッコよく見えるみたいです。知り合いのスコットランド人の歌手なんか、「菰野高校」というロゴが入ったシャツを着て、クールだ、なんて喜んでいたくらいです。(三重県立菰野高校の体操着がなぜかバーゼルの古着屋で売られていました)
さて、奇特にもこのCDを買ってやろうと思われた方は、私の方にその旨メイルでお知らせください。直送いたします。メイルアドレス→ shoji726lute@gmail.com