リュート音楽のひととき第10回「サクラカフェ公演」も終わり、ちょっとほっとしている日々。沢山の熱心な方に聴きに来ていただきました。CDも沢山売れました。どうもありがとうございました。
そのほっとしているところに、リュート製作家松尾淳氏に調整を頼んであった、モーリスの楽器が到着。弦高調整のために指盤の板を交換してもらったのですが、仕事は完璧ですね。すっかりびびりもなくなり、弦高も前より下がったくらいです。ヨーロッパの名工と言われる人たちも、精密な仕事は結構苦手という人もいますねぇ。イギリスの某著名製作家の楽器を買った某著名リュート奏者は、弦がビビるので困ってました。それをスイスの某著名製作家に調整してもらったのですが、ビビリは取れないのに金は取ると嘆いていました。彼は結局その楽器を手放したみたいです。
松尾氏はその点すばらしい技術を持っています。多分世界トップクラス(ひょっとしたら世界一かも)と言っていいと思います。オリジナルと同じ3枚つぎの指盤にしてもらいましたが材質の色目が若干異なるものの細工のあとは全くわからないレベルだし、ここが重要ですが、精度の高さは特筆ものです。
ヨーロッパの製作家の楽器は、ピンからキリまであり、キリの楽器だと1コースの指盤のマージンが一定でなかったり、極端に少なかったり、音がびびりまくりだったりするという楽器があります。よくこんなんでプロと看板あげれたものだというレベルです。でもそういうのをインターネットで注文して買っちゃったりする人が日本にいるんですよね。何となくヨーロッパ製は何でもよく見えたりするんでしょうけど、明らかに下のレベルは日本人製作家より低いですから、気をつけてください。
ということで、ここしばらくデュルビーのドイツテオルボばかり弾いていましたが、またモーリスの楽器を鳴らすことになります。
そのほっとしているところに、リュート製作家松尾淳氏に調整を頼んであった、モーリスの楽器が到着。弦高調整のために指盤の板を交換してもらったのですが、仕事は完璧ですね。すっかりびびりもなくなり、弦高も前より下がったくらいです。ヨーロッパの名工と言われる人たちも、精密な仕事は結構苦手という人もいますねぇ。イギリスの某著名製作家の楽器を買った某著名リュート奏者は、弦がビビるので困ってました。それをスイスの某著名製作家に調整してもらったのですが、ビビリは取れないのに金は取ると嘆いていました。彼は結局その楽器を手放したみたいです。
松尾氏はその点すばらしい技術を持っています。多分世界トップクラス(ひょっとしたら世界一かも)と言っていいと思います。オリジナルと同じ3枚つぎの指盤にしてもらいましたが材質の色目が若干異なるものの細工のあとは全くわからないレベルだし、ここが重要ですが、精度の高さは特筆ものです。
ヨーロッパの製作家の楽器は、ピンからキリまであり、キリの楽器だと1コースの指盤のマージンが一定でなかったり、極端に少なかったり、音がびびりまくりだったりするという楽器があります。よくこんなんでプロと看板あげれたものだというレベルです。でもそういうのをインターネットで注文して買っちゃったりする人が日本にいるんですよね。何となくヨーロッパ製は何でもよく見えたりするんでしょうけど、明らかに下のレベルは日本人製作家より低いですから、気をつけてください。
ということで、ここしばらくデュルビーのドイツテオルボばかり弾いていましたが、またモーリスの楽器を鳴らすことになります。