リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

パソコン乗っ取り

2012年10月16日 20時30分05秒 | 日々のこと
今日の日経夕刊に出ていた記事。

パソコン乗っ取りに関して、「警視庁幹部は『パソコンの持ち主は容疑を認めた。遠隔操作など夢にも思わなかった』と頭を抱えた」

真犯人から犯行声明みたいなメールが届いた以上、逮捕された方は無罪ですよね。この警察の幹部のことばで恐ろしいのは、「パソコンの持ち主は容疑を認めた」という部分。これって精神的な圧迫を加えて認めさせたということなんですよね。何度かあったえん罪のときのパターンですよね。

もうひとつ恐ろしいというかお粗末というか、「遠隔操作など夢にも・・・」の下りですが、遠隔操作のことを知らないで誤認逮捕なんて、ひどい話です。私のようなネットワークに大して詳しくないシロウトでもそういうことができるということは知っているのに、本当に警察は知らなかったのでしょうかねぇ。まぁ、その幹部の方だけが知らなかったということなのかも知れませんが。

今回の事件の経緯を見る限り、誰が無実の罪で逮捕されてもおかしくない、ということですよね。(もっとも素性の分からないダウンロードはしない、ウィルス対策、ファイファウォールソフトは最新にしておくなどしておけば被害の確率はぐっと下がるでしょうけど)それでも恐ろしい話です。誤認逮捕されて、「あ、実は間違いでした、ゴメン」で終わりというのではひどすぎます。今回の件で逮捕された方は色んな被害を被ったでしょうけど、そういうのってどうしてくれるんでしょう?