リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

バロック音楽の旅7講座終了

2014年02月09日 23時45分07秒 | 音楽系

桑名市の「メディアライヴ「時のホール」」で開催しておりますバロック音楽の旅7講座全5回が本日で終了しました。本年度最終回の第5回はバロック・チェロの高橋弘治さんをお迎えして「バッハの無伴奏チェロ組曲を聴くⅣ」のコンサートでした。

コンサートのタイトルに「Ⅳ」とあるように、高橋さんには4年かけてバッハの無伴奏チェロ組曲全曲を演奏していただきました。今年は第4番を演奏していただきました。プログラムは他に大変演奏されることが珍しいジョーゼフ・マリー・クレマン・ダッラーバコの無伴奏チェロのための11のカプリッチョを演奏していただきました。



日曜日の午後、静謐だけど情熱に満ちたバッハとダッラーバコの世界が会場を満たしていました。会場のすぐ近くにはスーパーの○ピタがありまして、今日は日曜日とあっていつもにまして人が多く喧噪に満ちていたのではないかと思います。でもそのすぐ近くで無伴奏チェロによるこんな静かで豊かな世界が広がっていた、なんてスーパーにいた人は夢にも思わなかったでしょうね。

来年度も「バロック音楽の旅8」として新たなシリーズが始まります。来年度のコンサートはオール・フレンチです。クラブサン、リコーダー、リュート、ヴィオラ・ダ・ガンバのコンサート予定しています。詳細はホームページのコンサート情報のページに掲載する予定ですので、興味がおありの方は是非お越しください。本講座は桑名市教育委員会との共催ですが、桑名市民の方以外の方も参加が可能です。