リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

マツダ地獄!?

2014年06月23日 17時00分32秒 | 日々のこと
テレビの自動車番組を見ていましたら、マツダのアクセラが World Car Awards 2014 で第3位になったそうです。第1位はアウディA3でした。

この World Car Awards というのは、世界で販売されている車を世界のモータージャーナリストが選ぶという、日本カー・オブ・ザ・イヤーの世界版にあたるものです。Wikiによりますと、2004年に創設の賞で、日本車もこれまでに何台か1位をとったことがあります。マツダは2008年にデミオが1位になっています。

最近のマツダは特にスカイアクティブと称する車づくりを取り入れてから、とてもいい車を作るようになってきたと思います。あまり車に詳しくわかっているわけではないのですが、超低圧縮比のディーゼルエンジンなんかは素晴らしいものだと思いますね。アクセラは日本のモータージャーナリストの評判は大変いいですし、近く出るデミオの新型に搭載予定の1.5リッターのディーゼルにはググッと惹かれるがあります。

でもそれでは自分でマツダ車を買うかというとそれがちょっと微妙なんですよねぇ。私が子供の頃、我が家ではR360クーペが初めてのマイカーでした。続いてキャロル。いずれも軽自動車ですが、R360はなかなかかっこよかったですし、キャロルなんか360ccなのに4気筒という凝ったエンジンでした。当時の軽自動車は、まだ3気筒というのがなく2気筒ばかり、それも2サイクルのエンジンが多かった中、キャロルの4気筒エンジンはとてもいいサウンドを奏でていました。

しかしこの2台はエンジンがかからずみんなで押しがけをしたり、雨漏りしたり、いろいろと不具合な箇所が多かった車でした。これらの次に買ったトヨタのパブリカがほとんど故障らしい故障がなかったの比べると大きなマイナスイメージをまだ純粋であった少年の心に植え付けたものでした。

その後も世の中では、マツダ効果とかマツダ地獄といったあまり名誉でないレッテルを貼られてきたマツダでした。マツダ効果というのは、新型が出て最初だけ売れて、あとはさっぱり続かないという売れ方のこと。マツダ地獄というのは、マツダ車を買ったら、下取りが悪いので、永遠にマツダ車を買い続けていかなくてはならいないことを言うそうです。

若い人はそういうことを知らないのであれなんですけど、私のようなオッサンには失礼ながらそういう偏見がまだ少し残っているかも。4年くらい前でしたか、当時すでにスカイアクティブの概要が発表されていた頃ですが、その頃スカイアクティブの話を聞こうとマツダのディーラーにいったのですが、お店の人はどなたも詳しくご存じの方はいなかったことにがっかりしたこともありました。車はいいのを作ってるのに販売サイドがまだちょっとついて行っていないという感じでした。

でもこれらのマイナスイメージはもうほとんど消え去っている感じはします。とてもいい足回り、エンジン、デザインの車を次々と発表し、大進撃という感じです。車の専門家も一般の人もそれらを受け入れ、現在販売絶好調のマツダです。私も次の次はマツダ車にしてもいいかなと考えています。