リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

現代ギター10月号特集

2016年09月26日 19時08分22秒 | 音楽系
「バッハ/無伴奏チェロ組曲第6番BWV1012編曲の真相」と題しました拙稿が、現代ギター10月号の特集として掲載されました。



バッハが残した無伴奏チェロ組曲は自筆譜は失われており、18世紀に筆記された4つの筆写譜が原典になります。ところが
現代に出版された多くのチェロ用楽譜あるいは編曲譜は、これらをきちんと検討していないで出版されているようです。そのもとをたどると、どうも旧バッハ全集に行き当たるようです。旧バッハ全集のチェロ組曲自体が、18世紀に残された4つの筆写譜を検討せず、結構いい加減に編集されていた!?いえいえ、あのバッハ全集に限ってそんなことはないでしょう。でもあるんです、それが。

バッハの無伴奏チェロ組曲がお好きな方、リュートやギターで演奏したことのある方、もちろんチェロを弾かれる方にも是非お読みいただきたい一編です。興味のある方は本屋さんでお求めになるか現代ギター社にアクセスしてみて下さい。