リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

碧南でのコンサート

2016年09月13日 22時11分38秒 | 音楽系
8月の終わりに碧南市の喫茶店「カフェ・カノン」でヴァイオリンの熊谷祥子さんとコンサートを致しました。プログラムは、マルチェロ、ヴァイス、テレマンの作品に加えてトラッドや日本歌曲の編曲も演奏しました。


前半と後半の休憩中です。

熊谷さんとは一昨年ご一緒させて頂きましたが、今回は彼女の地元でのコンサートで、彼女の知人・友人をはじめ沢山の地元の方に来て頂きました。会場が小さいこともあり、コンサートのチケットはすぐに完売になりましたので、2回公演ということに相成りました。

実はもう20年近く前になりますが、碧南市のエメラルド・ホール完成の前年度に、教養講座として「リュート音楽の歴史」シリーズのレクチャーコンサートを碧南市で6回くらい連続でさせて頂いたことがあります。嬉しいことにその時の受講生の方にも来て頂きました。

今回はバロック・ギターとバロック・リュートを使いましたが、全てガット弦を使用しましたので、湿度が高い会場ではなかなか大変でした。お客さんのお店への出入りが激しかったせいか、なんか調弦ばかりしていたような感じです。合成樹脂弦でもガット弦でも演奏中に音が狂うのは同じですが、ガット弦の場合は狂う度合いがとても大きいのです。もっとも1セント調整するのも半音調整するのも手間としては大体同じですけどね。湿度が高ければ高いで、安定していれば弦の音程も安定しています。「鳴り」は悪くなりますが・・・