リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

バロック音楽の旅X第2回

2016年09月23日 13時41分15秒 | ローカルネタ
バロック音楽の旅Xの第2回講座が終了致しました。今回は、実演付きレクチャーで「ルネサンス・バロック音楽における編曲、変奏~当時の曲作りにせまる~」というテーマで、パワポによるプレゼン、CD鑑賞、それとリコーダーの御室広子さん、岡崎和光さんに協力してもらい実演鑑賞を行いました。



ずっと雨が続いており、当日も雨の予想でしたが、幸いにも講座の始めと終わりは雨が降っていませんでした。このところすっかり雨男返上です。(笑)

15世紀のギーゼゲムの作品の仕組み解説から入り、バッハによるヴィヴァルディ作品の編曲やバッソオスティナートによる作品を詳しく説明しながら進めて行きました。今回も受講生の皆さんの便宜を図るべく、「サブノート」を用意しました。皆さんとても熱心にメモをとっていらっしゃいました。内容的には結構高度なものなので、時にはクイズを入れてあまり重い感じにならないようにしましたが、皆様には楽しんでいただけたでしょうか。

いつもレクチャーでは鑑賞CD一覧を作るのですが、今回は鑑賞曲の原語によるタイトルを掲載して、iTunesでも検索できるようにしました。本講座で鑑賞するほとんどの曲は現在iTunesにありますので、廃盤になっているかもしれないCDのタイトルの一覧だけでなくiTunesでも探すことができればより便利になるわけです。もっともCDを購入するにしても、お店に行っても多分ない場合の方が多く、実際にはネットで探すことになります。もうとっくに時代が変わってしまっているんですね。

次回はリコーダーの太田光子さん率いるリコーダーカルテット「まるかる」です。飛び込みでも構いませんので、興味のある方はぜひどうぞ。