リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

通知

2008年12月02日 15時04分35秒 | 日々のこと
裁判員候補の通知、待ってるんですけど今日も来ませんねぇ。来た、とかキターーーとかブログに書いたら法律違反になるようですが、来なかったと書くのは別にいいですよね。

前にも少し触れたことがあると思うんですけど、裁判員制度って別に国民の中から盛り上がってきて出来た制度じゃなくて、一部の法曹関係の人たちが熱心で実現した制度ですよね。一般国民のみなさんはどのくらい熱心にその制度について考えているのかはよくわかりませんが、実施された段階でいろいろ問題が起こってくるような気がしますねぇ。

だって民事も刑事もよくわかっていないような法律の素人が裁判に参加するわけでしょ?中にはぜひやってみたいとおっしゃる方もいらっしゃるかも知れませんが、少なくとも私個人としては、どんな人であれ、人様を裁くなんて重いことを絶対にできません。

人間を半世紀以上やってきて、いろんなところで人に影響を与えたり、(もちろん与えられたり)あるいは中学校に勤めていたときなんかは、「模範」たろうと常に心がけていましたし(大した実効はなかったかも(笑))、進路の指導なんかもしていました。それらはとても重いことだと常に心に留めていました。でも人を裁くというのは、今まで私がやってきたこととは随分異質な感じがします。とても私の「思想、信条」に合うものではありません。思想信条の自由って、確か日本国憲法で保障されているのでは?

目の前にいる凶悪強盗殺人犯に対して、きちんと合理的な理由で量刑を判断するなんて一般の人には重すぎるんじゃないでしょうかねぇ。その重い仕事をするからこそ裁判官は自分の地位をしっかり保証され、高い俸給を頂いているのではないでしょうか。

ま、今回はとりあえず赤紙は来なかったようで、余分なことに時間を使う必要がなくなったのでひと安心。(笑)来年11月にリサイタルを予定しているので、来てもらったらこまるかなって思っていたところです。(笑)

一日一冊

2008年12月01日 16時41分41秒 | 日々のこと
一日一冊本を捨てる!ということを始めてもう一月くらいになります。私のレッスン室兼書斎にはもうすでに本や資料が飽和状態で「空き地」がほとんどありませんでした。

20年近く前に家を建てたときは結構ゆったりしていたんですが、はやりいろんなものがたまっていったわけです。自分が抱え込んでいる書籍をよく見ると余り価値がなかったり、もうすでに持っていても意味がないようなものも結構あり、それらを毎日一点ずつ選んで捨てていくわけです。

これを続けていると、毎日今日はどれを捨てるかを考えるので、本棚の整理をしようという意識をいやでも持たなければならず、その結果結構本棚が整理されてきました。もちろん資料としてずっと残しておかなければならないものも多いのですが、実際どうでもいいものも多かったです。

この運動、現在も進行中ですが、一気に捨て去るとものすごいエネルギーが要りますが、毎日一点なので長続きする感じです。でもちょっと最近捨てるものが無くなってきたような感じもします。皆さんもやってみたら如何ですか。整理する、ということは捨てることだ、ってどっかで聞いたことがありますよ。でも誤ってヴァイスの楽譜なんかを捨てないように注意しなくちゃ。