リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

リュート音楽のひととき13

2014年06月01日 19時22分56秒 | 音楽系
今日はリュート音楽のひとときの第13回目です。

会場はいつものミューズサロン。最近夏みたいな暑い日が続いていまして、今日も例外ではなくとても暑い日となりました。少し前まで雨男だった私ですが、こうなるともう完全に雨男返上ですね。



今日のプログラムはビットナー、ロイスナー、それとヴァイスの比較的初期の作品から選んで見ました。もともとこのコンサートシリーズは「レクチャーコンサート」と銘打っていますので、弦の話やら歴史的背景その他いろいろ織り交ぜて進めていきました。ただ長い組曲ばかりですので(特にヴァイスの作品は35分もかかります)、全体をありのままに味わって頂くために曲の途中でお話をいれないようにしました。ヴァイスのパサカリア(ソナタ第18番の最終曲)はそれに至るまでの20数分曲を聴いて最後にきくものです。いきなり単品で聴くものではありません。

今回のコンサートではモーリス・オッティガー作の13コースとスティーブン・マーフィー作の11コースの2台の楽器を使用しました。弦長もキャラもまったく異なる楽器を連続でひいて大丈夫かなと思いましたが、意外とスムーズにいきました。聴いてらっしゃった方はどんな感想をお持ちだったでしょうか。

次回「ひととき14」は12月14日です。プログラムはオールフレンチです。その前に11月22日のアンサンブル・バロック・イーラ名古屋公演(メニコンHITOMIホールです)があります。こちらもよろしく。