院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

世界中が農耕民族になった

2012-04-14 19:52:01 | 文化
 40万年という人類の歴史で、農耕が始まったのはつい1万5000年前である。

 なぜ、このときに全世界で突然のように農耕が始まったのか、わかっていない。

 人口圧説というのがある。人口が増えて、皆が食べていかなくてはならないから、農耕が発明されたという説である。

 食糧の不足は、元来人口調節の役割をしていた。そこで急に人口圧が増加したと言っても本末転倒である。

 いま、完全に農耕をやっていない民族はない。南アフリカのブッシュマンが、最後まで農耕をしなかったが、白人による強制移住のため、30年前にブッシュマンは本当の原始生活を失った。

 ニューギニア奥地の未開民族も、イモ類を中心に、ちゃんと農耕をやっている。