(宇宙人。素材屋小秋より引用。)
1960年代にアメリカでオズマ計画というのがあった。地球外知的生命体からの電波を電波望遠鏡でキャッチしようという夢のある試みだった知的生命体が特定の周波数のパルスを出しているはずだという仮説に基づいている。結果は不発。「特定の周波数のパルス」は地球人の科学で推定されたものに過ぎない!(地球人が思いつくパルスを宇宙人が出しているとはかぎらない。)
宇宙人の外見はH・G・ウェルズのころの「タコ型」時代から人間に似ている。頭があって目が2つある。宇宙人が人間に似ている保証なんてどこにもない。想像力の欠如である!
現在の天文学者も、水や空気があることを生命が存在する前提にしているけれども、そういうものを必要としない生命もありうるのではないか?
ちょうどオズマ計画のころに読んだSFに出てくる生命体がぶっ飛んでいた。ふつう生命体はたんぱく質や脂質でできている。たんぱく質や脂質は炭素(C)に水素や酸素などがくっついてできている。この炭素の部分が、炭素と似ているケイ素(Si)に置き換わった生命体があるというのだ。化学的にCをSiで置き換えても生命活性があるのかは知らないが、とにかく発想としてはユニークではないか?外見が岩石に見えるというのも面白かった。
※今日、気にとまった短歌
転移なしと告げる外科医のうちとけて寺山修司へ話題は変わる (東京都)山田泉