(蛍光管の電卓。ヤフオクより引用。)
約半世紀前、初めて海外旅行をすることになった。そのとき電卓をもっていくようアドバイスを受けた。電卓をもっていると釣銭などごまかされなくて済むというのだ。
液晶はまだ利用されておらず、写真のような蛍光管の電卓をもっていった。そのお陰かは分からないが、無事に旅行ができた。
電卓は世界に先がけて日本でできた。技術立国としての日本のデビュー製品ではなかろうか?電卓は算盤を放逐させた。算盤教室は、さいきん息を吹き返してきたけれども。
おおむかしの電卓は大きかった。それが手のひらサイズまで小さくなった。その前にソニーの携帯ラジオが手のひらサイズで世界に紹介された。とうじ韓国の学者が「縮み志向の日本人」という本を出版して、これがよく売れた。内容も面白かった。
※今日の短歌
「薄いのが体にいい」と妻が云ふ口に合わぬな淡い味付け
松岡哲彦(山口県)