(日本車両(株)フォトギャラリーより引用)。
さいきんオーディオブームが再来しているようだ。私がオーディオマニアに対して違和感を感じていることは「ライブと高級オーディオの違い」(2017-07-29)の項目で述べた。
そこには書かなかったが、オーディオマニアはアンプやスピーカーを組み合わせては、ああでもないこうでもないと言っている。子どもがレゴブロックを組み立てている感じだ。アンプもスピーカーもオーディオメーカーが造ったものでしょう?
レゴのブロック一個一個を子どもが造れないように、多くのオーディオマニアはアンプ、スピーカー、ましてピックアップ(針)を自分で造れない。(アンプを自作する人は稀にいるが・・)。本当のマニアならスピーカーから何から全部自分で造らなければマニアとは呼べないのではないか?
日本車両という車両のトップメーカーに知人Bさんがいる。Bさんは新幹線の空気抵抗やコストを考えて車両を造る。プロだから当然だ。そうした努力で新しい車両が登場すると「撮り鉄マニア」が黒山となって新車両の写真を撮りにくる。
「撮り鉄」とか「乗り鉄」とか、みんなBさんの仕事の上になりたつ「マニア」である。彼らの中には、電車の音だけで京成電鉄か東武鉄道かわかる人がいる。ほとほと感心するけれども、そのマニアックさもBさんの会社なくしては成り立たない。
さすがのBさんも、京成電鉄の音と東武鉄道の音の区別はつかないという。それでは、プロとマニアの本質的な違いは何だろうか?
プロはそれで食べている人、マニアはそれでお金を使う人と定義することも可能ではないか?
このようなプロとマニアの分類以外に、よい分類に気が付かれたらアイデアを出していただきたい。(コメント欄にでも)。
※私の俳句(秋)
羽田港霧の海へと機体消ゆ