院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

伊能忠敬の偉業

2012-09-22 00:02:40 | 歴史
 伊能忠敬が初めて正確な日本地図を作った人であることは、みなさんご存じだろう。50歳代から測量を始めて、20年間日本中を回って地図を完成させた人である。

 これは確かに偉業なのだが、当時の文化に疎い私には分からないところがある。

 街や集落のある場所ならよい。幕府測量方として一定の権威があったから、住民の協力が得られ、宿や食糧にも困らなかっただろう。問題は僻地である。

 伊能忠敬の一行は北海道を回っている。江戸時代の北海道と言えば、道さえはっきりしなかっただろう。むろん、街はアイヌの集落を含めても、非常に少なかったと思われる。

 まず、宿はどうしたのだろうか?野営の準備をして行ったのだろうか?そもそも、ヒグマが出るようなところで、安全に野営ができたのだろうか?

 次に食糧はどうしたのだろうか?上にも述べたとおり、街なら手に入れることができただろう。しかし、北海道の奥地ではどうやって食糧を得たのだろうか?大勢で担いで持っていったのだろうか?

 私の知識では、幕府測量方は10名程度だった。それ以外に、沢山の人夫を現地で雇ったのだろうか?

 伊能忠敬の偉業を讃えるのはよいが、むしろ実際はどのように生活したのか?そちらのほうを私は知りたい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。