(国連について説明するための模型。スタジオ・ノーヴァのHPより引用。)
このたびの総選挙の開票速報では、池上彰さんがキャスターをした番組が視聴率11%以上という高値をたたき出したそうです。(開票速報はふつう4%くらいの視聴率だといいます。)
池上彰さんが注目を浴びたのは、池上さんがまだNHKの記者だったころ、1994年の「週刊こどもニュース」においてでした。女優の柴田理恵さんとお父さんお母さん役になって、こども達に世の中の仕組みを説きました。
その説明がものすごく分かりやすいのです。私はたちまちとりこになって、毎週必ず「週刊こどもニュース」を見るようになりました。池上さんのお父さん役は3年間で終わりました。後任のお父さん役は全員、台本の棒読みで詰まらなかったので、私は「週刊こどもニュース」を見るのをやめました。(池上さんがお父さん役のときには、池上さん自身が台本を作っていたのではないでしょうか?)
池上さんは当時から、CGでも図解でもなく上の写真のような立体模型を使って説明しました。これが、すこぶる分かりやすいのです。このたびの開票速報でも池上さんは立体模型を使用しましたが、気付かれたでしょうか?原始的ですが理解しやすいのです。(現在でもNHKの番組「試してガッテン」がダサくても分かりやすい立体模型を使用していますよね。)
私は池上さんを「説明の名人」と呼びたいと思います。
※今日、気にとまった短歌
秋天に明治生まれの強い母煙となりて地をはなれゆく (春日井市)山元収