(Akasaka The Residence のHPより引用。)
15年ぶりに赤坂に行って驚きました。若者ばかりなのです。15年前、渋谷新宿はすでに若者の街でしたが、赤坂はまだ違っていました。
TBSの前の広場はまるで学園祭のように、屋台が出て若者が群がっていました。
「これは、どういう団体がどういう趣旨で行っているの?」と私。私に訊ねられた若者は「僕も今日初めて来たんで、分かりません」と。
「いつも、こうなの?」と私。別の若者は「ブリッツ(劇場名)で”アイドル甲子園”があるから、今日だけじゃないっすか?」。
「アイドル甲子園」のプログラムを見ると、ぜんぜん知らない女子アイドルグループの名称が6組。入場料は立ち席のみで4,500円でした。AKB48の系列はまったく出ておらず、彼女らがいかにメジャーかが分かりました。
みんなこれから、蛍光灯を小さくしたようなライトを振って、アイドルに熱狂するのかねぇ。日本はつくづく平和だなと、お爺さんは思った一夜でした。
材木町もなくなったのですかぁ。
変わったのは東京だけでなく、名古屋も豊橋もですよ。名古屋育ちの家内も最近の名古屋駅前の大変貌には着いていけないようです。
昨日、精神病のドパミン仮説は誤りで、ドパミンは精神病の自然治癒過程に関与しているだけという講演を聞いて、変わっていくのは街だけではないなぁと感じた次第。
麻生付近は有栖川公園があるおかげで昔の面影が残っています。それでも、材木町(この町名も知っている人が少ない)は六本木ヒルズができてから全く異質な街になってしまいました。
ところが、この無機質の町の中に、「三菊自動車」という自動車修理工場がぽつんと残っていました。親父さんの代から知っている修理屋さんですが、そこだけがぽつんと昭和の空間で、不思議な風景でした。