院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

NYタイムズの論調

2014-04-13 05:28:26 | マスコミ

(Wikipedia "The New York Times" より引用。)

 NYタイムズは、日本の大新聞の10分の1しか発行部数がないが、アメリカではワシントンポストと並ぶクオリティーペーパーだそうだ。日本の新聞がNYタイムズを好意的に引用することがある。

 ところがアメリカに住んでいた友人によると、NYタイムズは基本的に「反日」なのだという。同紙は、戦前、日本軍がアジアで狼藉の限りをつくしたという立場に立っているらしい。

 だから、アジアの国の日本に対する歴史問題などの抗議も「事実」としてそのまま受け容れられる。友人は、抗議国がしいてロビー活動なぞしなくても、NYタイムズは抗議国が言うとおりに報道するだろうと言っていた。

 こうした一方的な情報にさらされているアメリカの知識人にとって、日本軍が暴虐だったのはほとんど「常識」であり、日本人が「ほんとうは、そういう面ばかりではなかった」と主張してもぜんぜん通じないという。

 日本軍のアジア侵略のために近隣諸国がひどい目にあった。だからこそ、アメリカは日本に原爆を落としてアジアの人民を救ったのだ、という単純なストーリーがアメリカ人の頭の中にできているのだろうと、友人は推測していた。だから、原爆投下について日本に謝罪するという発想が出てこないのだとも。

 マスコミはどこの国でも愚劣のようだ。アメリカのマスコミを日本のマスコミが引用する。似た者同士を引用していることになる。


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