(文京区本駒込の赤目不動尊。筆者撮影。)
東京の目黒と目白という地名は有名です。じつは、これ以外に目赤、目青、目黄という名称がありました。これらは明治期より「五色不動尊」と呼ばれました。
目黒、目白、目赤は江戸時代から存在したようです。上の目赤不動尊は現在でもあります。
目青不動尊らしき寺は世田谷区太子堂にあって、私は世田谷線の車窓から見たことがあります。しかしながら、目黄不動尊だけはどこにあるのか、あいまいなままです。
地名として残ったのは目黒と目白だけなのですが、残ったいきさつは詳らかではありません。
※今日、気にとまった短歌
若草に触るるばかりに膨らめる牛の乳房の青き静脈 (鴻巣市)細野隆