(戦時中のアメリカのポスター。ウィキペディアより引用。)
私たちの親世代すなわち戦前派には英語の読み書きがまったく出来ない人が多い。彼らは自分たちの怠惰を棚に上げて「英語は敵性言語として禁止されていた」と言う。たしかに、そういう面もあっただろう。
東條英機はむしろ「敵の言語を知ることは大切だ」と考えていたが、民衆の「軟弱だ!」という声に押されて英語の授業時間は短縮された。
おなじことがアメリカやイギリスでも起こった。上のアメリカのポスターには「敵の言語をしゃべるな!」と書いてある。敵のことを知るのは大切なのに、民衆にまかせるとこういうことになる。民衆はしばしば愚かである。(なぜか戦前派でも一流人には英語に堪能な人が多い)。
※私の俳句(夏)
老人の買ひものに添ふ娘(こ)の日傘