![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/85/d968db02ebda12d4c305c95f6c7c9523.jpg)
(IPCCの Core Writing Team。IPCCのHPより引用。)
NHKはなんでも地球温暖化のせいにしようとしています。サンゴの枯死や大型台風なども地球温暖化の影響だと匂わせます。少し前まで二酸化炭素と言うときには必ず「地球温暖化ガスの」という枕詞を付けていました。一種の洗脳ですね。
国連のIPCCが二酸化炭素による地球温暖化を言いだしてから10年以上たちます。それなのに、IPCCはいまだに実態のはっきりしない組織です。科学者が2千人が集まっているといいますが、どうもそうではないらしい。(2千人の科学者が統一見解を出すなんてありえません。本当の科学者はそんな妥協はしません。)
IPCCの構成員の全員が科学者なのではないそうです。何割かは科学者だそうですが、気象以外の部門の科学者が多く、気象学者はごく一部だそうです。そして、科学者ではない多くの行政マンがIPCCのメンバーになっているらしい。行政マンなら妥協して統一見解を出すのはお手の物です。
そもそも日本人のIPCC代表は誰なのでしょうか?報道されたためしがありません。誰だか発表されないのは、IPCCがどれほど科学的なのかを追及されたらボロを出してしまうからではないでしょうか?
とにかくIPCCの実態がわからない。少なくとも日本代表は、IPCCのどこが科学的に正しくどこが政治的な産物か、はっきりさせてください。CO2 の排出権など国民の財布がかかっているのですから・・。
(かつて京都議定書をまとめたのは、後輩の同級生でした。優秀な官僚ではありますが、科学者ではぜんぜんありませんでした。)
IPCCの日本メンバーは以下にあります。
http://www.gef.or.jp/ipcc/KokunaiRenrakukai/renrakukai_member.html
私は別の意味で地球温暖化の原因をすべてCO2 に帰することに危惧を感じています。地球の歴史を見れば別の可能性を排除できないので、CO2 ばかりに注目していると、海面上昇、耕作地の減少、気象の変化といった実害に対する対策がおろそかになにるのではないかと心配します。
炭酸ガスの排出規制は科学の問題というよりは政治と経済の問題でしょう。CO2 対策の賛成派も反対派も結論ありきの議論をしているような印象を持ちます。なお、私は炭酸ガスの排出を抑制するための技術開発は促進すべきと思っています。
日本のIPCC委員はちゃんと発表されていたのですね。これらの人々に対して、心ある科学ジャーナリストに直撃取材などしてほしいものです。
数年前、気象庁に問い合わせ、以下の個人的な見解を得ました。
http://blog.goo.ne.jp/nakazato-hitoshi/e/e7b712ee0c22ab080f3ee86fcc5243f0
この見解には私はまだ疑問をもっています。山火事や火山噴火で出る二酸化炭素が、人間が出す量より圧倒的に少ないという根拠を示していただきたい。また、産業革命以後といった短期間ではなく、億年の単位の気候変動を視野に入れて教えていただきたい・・という感想をもちました。