イスラム教に「極楽浄土」という考え方があるのかどうか知らない。キリスト教には「復活」という思想がある。
死後の世界に希望を見出す発想である。
3大宗教、いや2大宗教(仏教、キリスト教)が、なぜ同じような時期に始まり、これほど世界の下層民を席巻したか、それを解く鍵はこのような発想にあるのだと思う。
下層民には現実の世界が厳しすぎて、死後にしか救いを見出せなかった。だから、仏教、キリスト教に飛びついたと考えるのは、あまりに単純か?
これらの宗教は、やがて支配層にも広がった。宗教拡大の順序はこのようだったのではないか?
イスラム教にも「極楽浄土」のような思想がもしあれば、3大宗教が今でも世界で信奉されている説明がつくのだが。
死後の世界に希望を見出す発想である。
3大宗教、いや2大宗教(仏教、キリスト教)が、なぜ同じような時期に始まり、これほど世界の下層民を席巻したか、それを解く鍵はこのような発想にあるのだと思う。
下層民には現実の世界が厳しすぎて、死後にしか救いを見出せなかった。だから、仏教、キリスト教に飛びついたと考えるのは、あまりに単純か?
これらの宗教は、やがて支配層にも広がった。宗教拡大の順序はこのようだったのではないか?
イスラム教にも「極楽浄土」のような思想がもしあれば、3大宗教が今でも世界で信奉されている説明がつくのだが。
イスラームは来世を信じる必要があります。6信と言って信じなければならないことが6つあります。その一つです。
人間は死ぬと長い眠りにつきます。しかしやがて現世の終わりの時がやってきます。天使がラッパを吹きならし、死者が墓から蘇りアッラーが魂を吹き込み生き返ります。そして最後の審判を受けます。アッラー的にOKだったら天国、ダメだったら地獄です。一度天国や地獄に行けばそれでおしまいです。永遠の命です。すでに現世は終末を迎え終わっているので、現世に蘇ることはありません。また最後の審判までの途中にちょっと現世に顔をだしてというのもありません。残念ながら私はムスリムではないので来世は信じていません。
蛇足ですが極楽浄土は終点ではありません。極楽浄土に往生し(転生し)阿弥陀仏の力をかりて成仏するのです。もっとも極楽浄土自身がかなり結構なところのようなので、極楽浄土に往生するだけで満足してしまうかもしれませんね。