(人間の骨格。コトバンクより引用。)
生物の分類はまず脊椎動物門と無脊椎動物門に分けられるのが古典的である。だが、これは人間を基準としている。人間が有脊椎だから、それと無脊椎を対にして分けたと考えられる。(そのため菌類は含まれていない。)
最初にどういう門(もん)を持ってくるかは実は任意である。目があるなしで分けても、鱗があるなしで分けても、外骨格と内骨格で分けても同じである。すなわち生物の分類というものは押しなべて任意(勝手)である。だから、どんな分類をしても、どこにも当てはまらない種が出てくるのだ。
したがって分類学とは、ある程度の目安をつけるのには役立つが、純粋な学問として確立できるかどうかは別問題だと私は思う。
※今日の短歌
君の着る淡いピンクのスカートに僕も合わせて出かけたあの日
河野信一(大分県)