えぬ日和

日々雑記。第二、第四土曜更新を守っているつもり。コラムを書き散らしています。

焼き物のいいところ

2010年06月20日 | 雑記
整然と整っている昼のお茶もよいものだし、濃いウォームグレイのお皿に煮物が
盛ってあるのも嫌いじゃないけれど、そこに陶器という必要はあるのかなあと
思います。

用があって久々に、鄙に住む祖母を訪ねたのですが、ふと食器棚を見ると随分ものが
増えていました。棚いちめんに、とまではいきませんが、ちょいと見かけないような
肌色に近い茶色のそろいの小皿や、唐津の地の色に刷毛を履いて薄い効果線のように
白い線をつけた湯飲み、片手では大きすぎる取っ手の無いカップなど、ガラスの繊細な
皿にまぎれていくつか陶器が置いてありました。
聞くと、引退した祖母の知り合いたちが陶器を志して作ったものとのことです。
実直なかたがたなのでしょうか、どれもいやみの無い素直な形でした。

自然に使いこなしている祖母たちの姿を見ているのが好きです。

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