あいにく朝から雨降りとなった連休最終日、村山市の東沢バラ公園で、山形弦楽四重奏団の演奏会を聴きました。昨年も一昨年も好天に恵まれて、園内はたくさんの人出でした。雨降りの今年は、色とりどりのバラが見事に咲いておりましたが、園内を散策する姿はまばらで、山Q演奏会目当てのお客さんが中心のようです。
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ログハウス内には、当初数十人程度のイスを並べて用意してありましたが、開演間近になると、立ち見のお客さんも出るほどで、ずいぶんたくさんの聴衆が来られていたようです。
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開演のご挨拶は、第2ヴァイオリンの駒込綾さん。緑色に反射するえんじ色?のドレスに、白っぽい半袖のカーディガンをはおって、肌寒さの対策です。第1ヴァイオリンの中島さんは、黒のズボンに紺のシャツ、黒っぽいプリントのネクタイ。ヴィオラの倉田さんは、いつものように黒のズボンに黒のシャツ、ただしネクタイはえんじ色のストライプに音符?入り(*)。チェロの茂木さんも、上下黒に明るい両ストライプのネクタイ、楽器に同系色のバンダナを合わせています。
(*):【追記】実はスヌーピーだったのだそうな。
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はじめは、モーツァルトの弦楽四重奏曲第6番。第1楽章、アンダンテ。曲は、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロから始まり、第1ヴァイオリンはお休み。まるで弦楽三重奏曲みたいです。やがて第1ヴァイオリンが加わり、おだやかで柔和な四重奏の音楽となります。開け放した窓から外気が入るぶん、今日は湿気があり、楽器には厳しい条件のようです。それでも、四人のアンサンブルにはあたたかさがあります。第2楽章、速めのテンポで、印象的なト短調のアレグロですが、途中でちらりと優しい明るさも。活発な推進力に富む、集中力を求められる音楽ですが、聴衆も奏者と一体になった時間を過ごすことができました。なかなかすてきな音楽ですね~。第3楽章、アレグロ・グラツィオーソ。軽やかな舞曲風の音楽。ちょっぴりだけヴィヴラートをかけた音が、しっとりと響きます。K.159 というと、たぶんまだ少年の頃の作品でしょう。「栴檀は双葉より芳し」といいますが、まったくそのとおりです。
続いて、ハイドンの弦楽四重奏曲「皇帝」から、旋律がドイツ国歌にもなっているという、第2楽章。2本のヴァイオリンのデュエット、「だちゅ」さんこと駒込さん、気持ちよさそう。音色にあらわれているみたい(^o^) ヴァイオリンのオブリガート?も息のあったところを見せ、ヴィオラもチェロも、伸びやかなフレージングが、やっぱり気持ち良さそう。
続いて、大好きになった幸松肇さんの「弦楽四重奏のための4つの日本民謡第1番」。第1曲、お琴のような強いバルトーク・ピツィカートで始まる「さんさ時雨」。第2曲、リズミカルな「ソーラン節」。第3曲、倉田さんのヴィオラで始まる、哀調を帯びた「五木の子守唄」。第4曲、「ちゃっきり節」で締めます。
もちろん、山形弦楽四重奏団オリジナル委嘱作品、弦楽四重奏のための「最上川舟唄」も登場します。こういう親しみ深い旋律を聴くと、室内楽や弦楽四重奏に対する、一般聴衆の「小難しい」という印象も薄らぐのかもしれません。
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そしてすでに恒例になった、「バラにまつわる曲」シリーズです。今年はシューベルトの「野ばら」が加わりました。ワルツ風の変奏あり悲しげなマイナー調あり、駒込さんの編曲も親しみやすく、「バラが咲いた」「百万本のバラ」に続き、ナイス・アレンジです。そうそう、「百万本のバラ」のジプシー・ヴァイオリン風あるいはバラライカ風「ズンチャ・ズンチャ」が、けっこういい味を出していると思います。
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そして最後は、「小さい秋」と「赤とんぼ」。こういう叙情的な曲では、ヴィヴラートが効果的に作用するようです。
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せっかく村山市に来たのですから、帰りには「そば街道」に寄っていこうということになり、昨年の「後楽園そば」に続き、今年は「古原屋」にまわりました。こちらの店は、本当ならば「つけそば」なのでしょうが、頼んだのは例によって板蕎麦です。
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完食。うまかった~。ごちそうさまでした。今日もよい一日でした。
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ログハウス内には、当初数十人程度のイスを並べて用意してありましたが、開演間近になると、立ち見のお客さんも出るほどで、ずいぶんたくさんの聴衆が来られていたようです。
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開演のご挨拶は、第2ヴァイオリンの駒込綾さん。緑色に反射するえんじ色?のドレスに、白っぽい半袖のカーディガンをはおって、肌寒さの対策です。第1ヴァイオリンの中島さんは、黒のズボンに紺のシャツ、黒っぽいプリントのネクタイ。ヴィオラの倉田さんは、いつものように黒のズボンに黒のシャツ、ただしネクタイはえんじ色のストライプに音符?入り(*)。チェロの茂木さんも、上下黒に明るい両ストライプのネクタイ、楽器に同系色のバンダナを合わせています。
(*):【追記】実はスヌーピーだったのだそうな。
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はじめは、モーツァルトの弦楽四重奏曲第6番。第1楽章、アンダンテ。曲は、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロから始まり、第1ヴァイオリンはお休み。まるで弦楽三重奏曲みたいです。やがて第1ヴァイオリンが加わり、おだやかで柔和な四重奏の音楽となります。開け放した窓から外気が入るぶん、今日は湿気があり、楽器には厳しい条件のようです。それでも、四人のアンサンブルにはあたたかさがあります。第2楽章、速めのテンポで、印象的なト短調のアレグロですが、途中でちらりと優しい明るさも。活発な推進力に富む、集中力を求められる音楽ですが、聴衆も奏者と一体になった時間を過ごすことができました。なかなかすてきな音楽ですね~。第3楽章、アレグロ・グラツィオーソ。軽やかな舞曲風の音楽。ちょっぴりだけヴィヴラートをかけた音が、しっとりと響きます。K.159 というと、たぶんまだ少年の頃の作品でしょう。「栴檀は双葉より芳し」といいますが、まったくそのとおりです。
続いて、ハイドンの弦楽四重奏曲「皇帝」から、旋律がドイツ国歌にもなっているという、第2楽章。2本のヴァイオリンのデュエット、「だちゅ」さんこと駒込さん、気持ちよさそう。音色にあらわれているみたい(^o^) ヴァイオリンのオブリガート?も息のあったところを見せ、ヴィオラもチェロも、伸びやかなフレージングが、やっぱり気持ち良さそう。
続いて、大好きになった幸松肇さんの「弦楽四重奏のための4つの日本民謡第1番」。第1曲、お琴のような強いバルトーク・ピツィカートで始まる「さんさ時雨」。第2曲、リズミカルな「ソーラン節」。第3曲、倉田さんのヴィオラで始まる、哀調を帯びた「五木の子守唄」。第4曲、「ちゃっきり節」で締めます。
もちろん、山形弦楽四重奏団オリジナル委嘱作品、弦楽四重奏のための「最上川舟唄」も登場します。こういう親しみ深い旋律を聴くと、室内楽や弦楽四重奏に対する、一般聴衆の「小難しい」という印象も薄らぐのかもしれません。
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そしてすでに恒例になった、「バラにまつわる曲」シリーズです。今年はシューベルトの「野ばら」が加わりました。ワルツ風の変奏あり悲しげなマイナー調あり、駒込さんの編曲も親しみやすく、「バラが咲いた」「百万本のバラ」に続き、ナイス・アレンジです。そうそう、「百万本のバラ」のジプシー・ヴァイオリン風あるいはバラライカ風「ズンチャ・ズンチャ」が、けっこういい味を出していると思います。
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そして最後は、「小さい秋」と「赤とんぼ」。こういう叙情的な曲では、ヴィヴラートが効果的に作用するようです。
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せっかく村山市に来たのですから、帰りには「そば街道」に寄っていこうということになり、昨年の「後楽園そば」に続き、今年は「古原屋」にまわりました。こちらの店は、本当ならば「つけそば」なのでしょうが、頼んだのは例によって板蕎麦です。
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完食。うまかった~。ごちそうさまでした。今日もよい一日でした。