先日、職場の人間ドックで入院した折に、ドヴォルザークの「ヴァイオリンとピアノのための作品全集」を持参しました。ヨセフ・スーク(Vn)とアルフレート・ホレチェク(Pf)による2枚組のCD(DENON COCO-70545~6)です。
これに収録された作品については、すでにこれまで何度か触れており、とくに「4つのロマンティックな小品Op.75」(*)は、あらためて素敵だな~と思いながら聴きましたが、今日は「バラード ニ短調 Op.15」のほうを取り上げます。
添付のリーフレットによれば、この小品は、どうやら音楽雑誌の付録にという依頼を受けて1884年の秋(9月から10月)に作曲されたものだそうで、おそらくヴァイオリンとピアノの二重奏の楽譜が、クリスマスのプレゼントとして企画されたのでしょう。
しかし、ドヴォルザークの新作が付録に付いてくる音楽雑誌と言うのは、何という出版社の、何という雑誌だったのでしょう。
やや悲しげな、ゆっくりとした始まりです。ヴァイオリンがゆっくりと物語るように歌っているように、ピアノもそれほど高度な技巧的なものは要求されませんが、三部形式の中間部では、情熱が高まりを見せ、終わりに主部が再現されます。
季節の変わり目に、ちょいと憂鬱な気分もたたえつつ、小品ながらロマンティックな音楽を堪能いたしました。
(*):大好きな「4つのロマンティックな小品」について~「電網郊外散歩道」より
これに収録された作品については、すでにこれまで何度か触れており、とくに「4つのロマンティックな小品Op.75」(*)は、あらためて素敵だな~と思いながら聴きましたが、今日は「バラード ニ短調 Op.15」のほうを取り上げます。
添付のリーフレットによれば、この小品は、どうやら音楽雑誌の付録にという依頼を受けて1884年の秋(9月から10月)に作曲されたものだそうで、おそらくヴァイオリンとピアノの二重奏の楽譜が、クリスマスのプレゼントとして企画されたのでしょう。
しかし、ドヴォルザークの新作が付録に付いてくる音楽雑誌と言うのは、何という出版社の、何という雑誌だったのでしょう。
やや悲しげな、ゆっくりとした始まりです。ヴァイオリンがゆっくりと物語るように歌っているように、ピアノもそれほど高度な技巧的なものは要求されませんが、三部形式の中間部では、情熱が高まりを見せ、終わりに主部が再現されます。
季節の変わり目に、ちょいと憂鬱な気分もたたえつつ、小品ながらロマンティックな音楽を堪能いたしました。
(*):大好きな「4つのロマンティックな小品」について~「電網郊外散歩道」より