いつかはあの頂に

還暦過ぎて少し焦っている老クライマーです。いつかは昔のようにアルパインクライミングへの復帰ができたらいいねえ。

江西省の旅 3

2011-06-11 | 旅行 その他中国
翌日は景徳鎮から瑤里へ行く予定でしたが、もう気力がなくて陶磁器屋めぐりに終始しました。

景徳鎮は世界初の白磁と陶器の青絵の発祥の地であり、青花といわれる技法は有名ですが、実際街中のお店をのぞいて見ても、ほとんどが観光客相手のお土産用であり、特別目を引くような作品(ここにあるのは作品ではなく工業製品ですが)はありませんでした。

ほんとうにすばらしいものを見たい人は博物館へ行きましょう。

まあ時折素人目の私から見てもいいなあと思える製品はやはり(私にとっては)高価です。ちょっと手が出ませんでした。

しかし、せっかくの景徳鎮なので記念の小さなお土産だけは購入しましたが。

駅近くの陶器屋街です。



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江西省の旅 2

2011-06-10 | 旅行 その他中国
朝から雷雨で目が覚めました。

なんか気が乗らないです。

チェックアウトして、まずは本日の最初の目的地である李坑(Liken)行きのバスを探しに行きます。

昨日到着した婺源の長距離バス駅には李坑行きのバスはありませんでした。

地図を購入してローカルのバス駅を探すとホテルから3キロぐらいのところに南バス駅があるようです。

歩いて行くといつまでたっても駅が見えません。どうやらつぶれたか移転したようです。

結局、そのまま町を遠回りするように一周して、探し当てた李坑行きのバス亭は宿泊したホテルの近くでした。

朝一番に2時間9キロほど歩いたわけですが、私は人に尋ねることが嫌いだし(中国語がお粗末というのもあるのだけれど)私の移動のスタイルは本当に効率からいうと悪いのですが、私自身がハプニングや苦労?を楽しんでいるので変える気がありません。

ミニバスに乗り込むと男と女の乗客が掴み掛からんばかりに口喧嘩しています。周りの乗客は制止するでもなく結末がどうなるのか見守っています。いつもの中国的な日常風景ですが、喧嘩に決着が着かないとバスは出ないようです。(運転手なんとかせいよ!)

李クンまではバスで30分ほどでした。

車掌のおばさんが私が旅行者スタイルをしているので気を使ってくれて李坑の古城の近くでバスを止めてくれ、この道を行けと指示してくれました。

少し歩くと李坑の入り口が見えてきました。

入り口で入場料を聞くと160RMB!!!

どうやら李坑以外のこの地域の観光地の入場料も全て含んだセット料金になっているようで、5日間有効らしいです。

私も当初は他の所を回る予定でしたがなにせこの雨で衣類はズブ濡れです。

眼鏡はずっと曇ったままだし、なかなかカメラも出せないし、もうすっかり気持ちが萎えてしまっています。

だから李坑以外には行く気が無くなってしまったのですが、せっかく来たんだし160RMB払うしかないです。

それにしても入場券をICカードでくれるのですが入り口で指紋認証させて、他人がそのカードを使えないようにしています。

こんな田舎の古村観光でそこまでやるか!中国人。



李坑はさすがに婺源近くでは有名な観光地でこの雨なのに結構な人手です。

まあほとんどはツアー客ですから、外歩き以外は快適な移動なんですかねえ?

私は雨で下着まで濡れてしまって心が折れ折れです(笑)

もういいから早くエアコンの効いた場所に行きてえ!

今回は梅雨時期であることをすっかり失念して雨具とか完全装備で来るべきでした。(反省)

思渓や彩虹橋などは次回来ることがあれば行きたいと思います。たぶん来ることはないですけど。




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江西省の旅 1

2011-06-09 | 旅行 その他中国
連休を利用して江西省は景徳鎮と婺源(wuyuan)に行ってきました。

婺源郊外は本当は3月ぐらいの菜の花の時期に行くのが一番らしいのですが。

上海から定刻の2時間遅れで景徳鎮空港に到着。

空港にはタクシーが2台しか止まっていなくて、とりあえずはどこに行けばいいのかわからず、市区行きのミニバスに乗って景徳鎮列車駅前まで移動しました。

列車駅前には東バス駅がありそこで婺源行きのバスを探します。

どうやらここは旧バス駅のようで、婺源行きのバスは1日3便しかありません。

1時半のバスに乗って、しばらくすると西バス駅に到着しました。どうやらこちらが新長距離バス駅のようです。

高速道路を通って婺源には3時に到着。

予約してあったホテルにチェックイン後、時間も早いので婺源の町をぶらぶらと雨の中2時間ほど散策しました。

婺源の歩行者街


それにしても不快指数100%の嫌な天気です。顎から汗が滴り落ちます。
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福建土楼(4/5)

2011-04-07 | 旅行 その他中国
今日は龍岩から厦門に移動。

来たときより安いと思ったら、大型バスではなく中型バスの切符しかとれませんでした。

ノンストップ直行便のはずですが、途中で何度も乗客を路上で拾ったり下ろしたり。

このあたりのシステムがどうも理解できません。そのほうが少しでも売り上げには貢献できるのはわかるのですが。

厦門到着後はまずは空港近くのホテルへチェックイン後、再度市内へ出てブラブラと散策しました。

厦門は仕事でも来ているので取り立て観光する気も無いのですが、歩行者天国の中山路あたりで夕方まで時間をつぶしました。



明日は昆山には戻らずに青島に仕事のため直行します。

旅行からそのまま出張に転向。

そのために持ってきたパソコンや仕事道具、着替えなどがいつもの旅行より余分で重かったです。



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福建土楼(4/4)

2011-04-07 | 旅行 その他中国
朝から雨です。昨日と違って薄っすら寒いくらいです。

ホテルから市内の旧バス停までは地図で2キロほど。路線バスも見つからないので歩いて行きましたが、道を間違えてかなり大回りして到着。

やはりここから土楼行きのバスが出ていました。

10時20分発のバスは市内を南下して田舎道を進みます。

集落ともいえるような村を次々過ぎて2時間で土楼に到着しました。

民族村の立派なゲートの奥はまだほとんど工事中で未完成ですが、いかにも中国的な無駄に大きな建物がチケットセンターです。


永定周辺にはいくつかの有名な土楼郡がありますが、ここが一番有名でNETや本によく紹介されている栄定客家土楼民族文化村景区です。

入り口ゲートで騙されて10元払って電動カーに乗せられて、ほんの少し400mぐらい走った先に着いたところから土楼郡が始まります。(歩けばよかった)

最初に覘いたのは升恒楼。


実際住居として使われているので洗濯物が干されています。


昨日からバスで移動中にも土楼は見えていたのですが、こうして真近で見るとほんとうに大きいです。

この有名な振成楼ぐらいですと200軒以上の部屋があるそうです。


出入り口はどこの土楼もだいたいひとつなんですが、もともとは外敵から身を守るためとはいえ、火災になったときなんかは出入り口がひとつというのはどうなんでしょうね。

外壁はその名の通り土壁ですが、内部は木造住宅です。(見る前は中も全て土壁と思ってました)


この民族村には全部で20弱ほどの土楼があります。一部の土楼では観光客相手の土産物屋や、食堂もあるのですが、ほとんどの土楼は観光客など意に介さずに客家(ハッカ)と呼ばれる人達の昔からの生活が見受けられます。


中には土楼の中を興味本位で覘きに来る観光客を鬱陶しく思っているような素振りのお年寄りも居ました。

当たり前ですよね。我々だって自分の住むアパートやマンションに見知らぬ人間が断りもなく入ってきて、カメラ持ってウロウロされたら面白くないかもしれないもの。



永定の土楼は世界文化遺産に登録されたようですが、こういった古城や古村、古建築に住みながら文化を守っていくというのは我々の知らない苦労がありそうです。

誰だって現代の文化的な生活を営みたいですよね。



それと子供たちが5人ぐらい並んで妙に微笑んでいかにも写真を撮ってほしそうな仕草でこちらを見ていますが、うっかり撮ったら請求されます。(なんちゅうガキ共、って実は親がさせてるんだよなあ)

搾取ってほんとうに昔からの中国の伝統であり文化なんですから、そんなところも含めての世界文化遺産です。(笑)

それにしても世界文化遺産なんだから村の中を流れる川にゴミ捨てるのやめましょうね。
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