いつかはあの頂に

還暦過ぎて少し焦っている老クライマーです。いつかは昔のようにアルパインクライミングへの復帰ができたらいいねえ。

天池山

2011-05-30 | 中国ハイキング
以前バスで偶然通りかかって気になっていた蘭風寺に行きました。



ここは天池山地の鹿山の北面にあります。

昆山からバスを4回乗り継いで4時間掛かりました。(車で高速飛ばせば1時間ぐらいなんですけどね)

でも行ってみたら小さくって期待したほどのお寺でもなかったです。

それに裏手にあたる鹿山に境内から登れるのかと思ったら、しっかり鉄柵が張り巡らされていて登ることはかなわず。

先月行った南陽山が太湖大道の向こうに望めます。


30分ぐらいで蘭風寺を後にして、地図に無い村道を通って天池山蓮花峰に向かいます。

蓮花峰に行くには届山を回りこみますがこのあたりも岩場がいっぱい。


この辺の農道、村道は舗装されて車道なみに立派なのにGOOGLEマップにも百度にも記載されていません。


上市の村を通過して天池山蓮花峰への裏道へ。(正規の登山道は公園内なので有料ですから)

傾斜の緩い岩場と藪漕ぎをして蓮花峰へ上がります。


一端蓮花峰から下山して、いつもクライミングに行く天地山岩場へと林道を歩きます。


いつもは車で行くのでこの林道も短い感があったのですが、歩けばなかなか距離がありました。

一号岩場、二号岩場の横を通過して、今は廃道となった急坂をのぼると新たな岩場が現れました。

ここは初めてみる岩場です。こういった岩場があちこちにあるのですが、全部でどれほどあるのかわかりません。


本日はクライミングではないので易しいところを繋いで岩尾根まで上がります。

ここからでも蓮花峰まで尾根伝いに藪漕ぎしながら上がれそうですが、それは次回に置いておきます。

一端一号岩場まで降りてから、今度は 五峰山まで稜線沿いに進みます。

途中尾根から見下ろしたある岩場の麓の広場で映画のセットのような物を建築している人達がいました。セットのデザインからするとカンフー映画ではなさそうですが。


登山道ではないのですが、防災林道が稜線沿いに縦走路のようにあるので気持ちの良い山歩きが出来ます。


五峰山の山頂付近でサラブレッドに乗った3人連れに出会いました。この林道にハイカーはいないけど乗馬するコースに利用されているのでしょうか。

林道の所々に馬糞らしきものが落ちていたので納得いきました。

五峰山の山頂からはすごく急な下りを経て五峰公墓の横にでました。

そこからバスで穹窿山まで移動して、さらにバスを乗り換えて1時間で蘇州長距離バス亭につきます。

そしてまだバスに3回乗らなければ公司へ到着しません。

本日バスの移動と待ち時間で8時間、歩きが5時間半。(なんか移動だけで十分疲れました)
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南陽山鳳凰寺

2011-04-12 | 中国ハイキング
最近毎週のように時間があればバスで蘇州市内をウロウロしていますが、日曜日に蘇州市の西側に位置する南陽山にいきました。

市内路線バスを途中で乗り継いで終点の鳳凰寺へ到着。


鳳凰寺の後ろに控える南陽山を見てがっかり。

山肌はいたるところ大きく削られて見るも無残な様子です。

せめて中腹の鳳凰寺の境内横から裏山に上がれるかと思いきや、しっかり鉄柵がずっーと張り巡らされていました。

山頂付近に軍関係の施設でもあるのでしょうか?

お寺から下って麓の防災道路沿いに山中に上がれるところを探しながら歩きましたが、どこも柵がしてあります。

と言うことは一般には開放していないのでしょうか?

今回は諦めて山麓の散歩としました。

しばらく南に下ると大きな墓地がありました。 

大きな塔陵が立っています。


どうやら墓地横からなら、そのまま藪を漕いで山中に分け入っていけそうですが、なんか気分が乗らないなあ。

ということで次回気が向けばまた来てもいいけど。

それにしても蘇州の主だった山(低山ばっかりですが)はほぼ登ってしまいましたが、これからどうしよう。

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蘇州穹窿山と東山

2011-03-27 | 中国ハイキング
蘇州市の南西位置、太湖の近くにある東呉国家森林公園の穹窿山と東山風景区にある莫厘峰に登ってきました。

もともと東呉国家森林公園の穹窿山にはバスで一人行くつもりだったのですが、そのことを話すと会社のS君がいっしょに行きたいというので、いっしょに行くこととなりました。

彼は自家用車をもっているので、私としても時間の節約になります。バスだと乗り換えの待ち時間を含めると片道4時間近く掛かるのですが、車だと高速道路で1時間。

もっとも最近毎週のようにバス旅行というか路線バスを乗り継ぎ乗り継ぎして、蘇州近郊の低山、森林公園、お寺めぐりをしているのですが、バスの車窓から見る日常の風景もまた楽しみの一つになってます。時間は十分あるのでゆっくり移動も気にはならないのですが。

9時前に迎えに来てくれたS君と車で出発。

10時には東呉国家森林公園の穹窿山の入り口に到着しました。 入場料はひとり80元。 はたして80元の価値はあるか?


車で山頂近くまで登れそうで、遊歩道とは別に車道も完備されているようです。

もちろん私たちは歩いて山頂へ。

登ってきた参道でもある遊歩道を振り返る。


途中、望湖園いう太湖を望める展望台に寄りましたが、あいにくカスミがかかって太湖はぼんやりとしか見えませんでした。

私はこの山のお寺は仏教寺院かと思っていたのですが、上まで登って初めて道教だとわかりました。(もともとあまり区別がついていないんですが。 笑)


冠巾を頭に被った道士が山頂の上真現に居たからなんですが、ここから300mほど少し離れた峰にある寧邦寺は仏教寺院です。

本当の山頂はレーダーが設置されていて軍事施設なのか、そこには上がれないようです。


穹窿山の入り口から見上げると道教の上真現のほうがはるかに立派に見えて、一般の観光客やハイカーは別に道教の信者でなくてもほとんどが上真現に来るようです。

逆に寧邦寺は下からはっきり見えないためか、訪れる人も上真現に較べると少ないのですが、ここには立派な横臥大仏があり、私などはこの大仏を見て初めて80元の価値があると納得した次第です。


2時間ほどの参道?ハイキングを終えて、まだ時間があるので行ったことのない東山へ足を伸ばしました。

バスで来ていては時間的に東山には行けなかったですね。S君の同行に感謝します。

太湖の淵をなぞるように南下して東山風景区へと入ります。

東山鎮は山の東側なのですが、我々は西側へときてしまい、たぶん登山道は東山鎮からなのでしょうが、たかだか300m台の低山だし、藪もそれほど密度は濃くないようなので、適当なところから直接山頂を目指しました。

この辺りは果花山と呼ばれるぐらい果樹栽培が盛んで、枇杷の木がたくさん見えます。

6月ぐらいの実のある時期なら果樹園に勝手に入ると泥棒に間違われるかもしれませんが、この時期はどの果物も実を付けていません。

なので果樹園の作業道から勝手に入っていきました。

ところがこの作業道なかなかの曲者で、かなりルートファインディングが要求され、行き詰っては左右に移動し、また直進、そして左右に移動の繰り返し。

果樹園が終わって、藪漕ぎを少しすると、なんとか稜線までたどり着きました。

稜線にはうっすらと踏み後があり、ところどころ茶畑が点在するこの支尾根をしばらく進むと、山頂付近から続く防火林道に出くわしました。

後はこの林道を歩けば裕徳堂のある山頂に登れます。

下から1時間40分ほどで裕徳堂に到着。

山頂には20人ほどのハイカー、参拝客がいましたが、やはり普通は東山鎮から続く車道を登ってくるようです。


山頂から西側に降りることのできる道を探しましたが、なさそうなので来た道を引き返すしかありません。

それでも下りに際して果樹園で少し道幅の広い作業道を見つけられたので、快適に下ることができて、1時間ちょうどで下山できました。

東山で撮った写真はありません。実はカメラケースのファスナーが壊れてカメラが出せなくなってしまったからです。(涙)






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