こんちゅう探偵団

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トホシカミキリ

2015年03月11日 |  ●カミキリムシ科


トホシカミキリ Saperda alberti (北海道)

[分 布] 北海道・本州
[食 樹] ドロノキ・ヤナギ類・バッコウヤナギ・シナノキなど
[時 期] 6月~8月
※ 体長は約12㎜~20㎜前後のカミキリムシ科フトカミキリ亜科に属する甲虫。

北海道・本州に分布し、低山地~山地まで広く見られ個体数は少ない。
成虫は日中にヤナギ類やドロノキなどの比較的新しい伐採木や倒木・衰弱木などで見られる。
羽化後、生木に集まり葉を後食する為、葉に食痕が見られると本種を見つける手掛かりとなる。
北海道でも割と個体数は少ないのか、まとめて複数見る機会は少ない。
似たような種にはキタミトホシカミキリ・シナカミキリ・ヤツメカミキリなどがいるが上翅の模様で区別は容易。
原型は灰白色の微毛で覆われるもので、灰緑色・黄褐色などの個体差がありなかなか面白い。
また、上翅黒色紋は左右5個づつ計10個で、これも様々な変異があり、前胸背板には4つの黒い紋がある。



川原の砂地で死んでいたトホシカミキリ



伐採木に集まるトホシカミキリ



ヤナギの倒木にいたトホシカミキリ





伐採木の樹皮を齧って穴を空けて、そこに産卵するトホシカミキリのメス



ヤナギの倒木に産卵に来たトホシカミキリのメス



山地のフキの葉上で欠損したトホシカミキリ



河原のヤナギで見つけたトホシカミキリ



伐採木に来ていたトホシカミキリ


[採集時のトホシカミキリ]

 
 


[近似種との比較写真]

 
左:トホシカミキリ
右:キタミトホシカミキリ


[トホシカミキリが見つかった環境]




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