いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

マイナス40か15か。

2009-06-11 19:38:49 | 日記
 地球環境アメニティの実現のために、2020年までに日本は
温室効果ガス削減目標を15%削減(05年比)としたい意向。
 目標は大きく設定してそれに向けて創意、試行、努力すること
は大事。

 目標は大きくといっても、現状(削減どころか増加)からみて
どう考えても及びもしない数値(40%削減)よりは、日本の現
状からみて高い目標としての15%削減というのは、より現実的
な数値と言える。
 そのために、目標指数を実現する現実的な行動計画の作成がと
もなう。

 そこで、その努力目標の実現のための試算として、てっとり早
い、家庭を対象にして15%削減目標をクリアーするのに年間8
万円の支出増加が必要とした。

 試算ベースとして国民一人当たりもあれば、産業別の企業努力
もあれば、国、地方公共団体の努力もある。地球環境快適となれ
ば、グローバルな、総体的な共通認識と努力が不可欠。

 日本の現状は、京都議定書の削減目標に向かっているどころか、
「+」指向の環境汚染状態で、その増加ベースとなっているのは
企業、産業の経済活動による二酸化炭素排出情勢がコントロール
できていないから。

 道路をみれば、自家用車はハイブリッド、小型車指向への環境
改善の指向は見えてきた。
 しかし、トラックを筆頭に業務用大型車の排気ガスのひどいば
かりの「環境汚染」は見過ごされ、改善のきざしも、明確な対応
策もない。工業地域での煙突からの排煙汚染も。

 家庭では、けっこう環境アメニティのための自助努力の意識は
高い。

 国、企業を中心とした経済活動での目に見える温室効果ガス削
減のための対策を示してほしい。削減効果だけをみれば、経済活
動への切り込みは不可欠だ。あとは、社会生活に及ぼす影響との
バランス感覚だ。

 しかし、わかり易いというだけで、国民一人当たり、家庭単位
を基準とした試算数値の表示だけでは、問題の核心が見えてこな
い現実がある。
 現実の問題点に、多様に切り込む姿勢が見えない。


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