いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

解体して出直し(場違いな弁明)

2009-06-15 20:00:02 | 日記
 郵便不正で厚労省の一局長が逮捕(本人は否認)、取り調べを受けて
担当大臣による、キャリアとして期待を集め、将来を担う者であった、
という、なんとも場違いな弁明を聞いた。

 途方もない年金のデタラメな処理と責任放棄から始まって、これでも
かの国民利益へのダメージ。
 個人の資質の問題以上に、厚労省が組織として機能していないなかで
の問題の本質を見誤った、担当大臣の場違いな見解。

 担当大臣の危機管理がこの程度で、このままじゃ、組織のなかで不全、
不正の「温床」を増殖させていくばかりも当然(われわれが当然と言っ
ているようじゃ、世も末)。
 こんなもの、傷のなめあい、なぐさめあいの、みっともない。

 本来、解体して出直し(厚生と労働を元に戻してという後ろ向きな出
直しじゃない)が必要なプロセスでのなかで、国民の利益保護のために
当面やることだけはやれよ、という猶予、再試験中。
 しかし、厚労省の解体して出直しは、もう待ったなしの危機的状態、
急ぐ必要が見えた。

 この厚労省全体の問題意識の「希薄さ」は、またまた国民へのツケと
なって降りかかってくる。

 個々人の資質がどうのこうのという前に、組織が適正に管理されずに
機能しなくなっている厚労省の危機管理のなさ。ばかりか、組織不全、
不正の温床を増殖させるばかりの意識の現実を、危機意識をもって直視
せよ。

 担当大臣の危機管理を感じない発言に、厚労省問題の根の深さを見た。

 

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