(1)3年近くのEU離脱交渉が暗礁に乗り上げたまま、ようやくというか英国のカジ取りをしてきたメイ首相が辞任を表明した。打つ手がことごとく議会から反発を受けて、ついには議会にサジを投げて解決をゆだねた時点でメイ首相の辞任は避けられないものだった。
(2)どうしてこういうことになったのか、英国の誤算はEU離脱是非の国民投票からの政治と国民の離反のスタートだった。国民投票を主導したのは前キャメロン首相で自身英国のEU残留を強く主張していた。
国民投票の結果はEU離脱派が過半数を得て、わずかの差ながらEU離脱を決めた。当初ヵら英国がEUを離脱することのリスクは指摘されて、当時キャメロン首相の率いる政治はEU残留の必要性を主張してきた。
(3)ヒト、モノ、カネの自由往来が基本理念のEUから離脱すれば、物流が停滞して英国経済に大きな影響がでる打撃が指摘されて、EUも結束を強化するため英国に厳しい態度で臨むことは自明のことだった。
一方国民はアフリカなどからの難民、移民がEUに大量に押しかけて当初ドイツなどがこれを受け入れる方針を示して、EUに一定の距離感を持っていた英国では難民、移民の受け入れ拡大に国民の反発、反対が強く、政治と国民の間に溝があった。
(4)当時キャメロン首相が国民投票に踏み切った理由、背景には、独自のEU残留を望むスコットランドの英国からの独立、離反問題があり、国民投票でこれに決着をつける考えがあったのではないのかと考える。
国民の反対があっても当時キャメロン首相としては自身の主張に沿って国益を考えて政治判断でEU残留を決めることもできた。もちろん、そうしたらそうしたで、国内は分断、二分して政治は混乱も長引くことは予想できた。
(5)さらに英国はEUの存在意義について過小評価したともみられる。政治、経済、平和の壮大な実験場としてのEUは、問題を抱えながらもヒト、モノ、カネの自由往来という基本理念はあたらしい時代の政治連合体を目指すもので、ドイツ、フランスなど主導国は失敗は許されずに結束を必要とされていた手ごわい交渉相手だった。
(6)メイ首相としては国民投票でも40%を超えるEU残留派を抱えて国民が分断、二分されて、EUとの離脱交渉に結束できなかった背景も影響していると考える。議会でも残留派に配慮すれば離脱強硬派の反発を受け、その逆もあり身動きができない状況にあった。
議会制民主主義発祥の英国議会が国民投票の結果を受けて、EU離脱に向けて結束をしなかったことが、英国がEUから離脱するリスクの大きさの影響を自覚することを示すものであり、英国の危機(England crisis)を国民、議会がどう考え理解し判断するのか、誰が首相になっても原点に還って考えなければならない。
(2)どうしてこういうことになったのか、英国の誤算はEU離脱是非の国民投票からの政治と国民の離反のスタートだった。国民投票を主導したのは前キャメロン首相で自身英国のEU残留を強く主張していた。
国民投票の結果はEU離脱派が過半数を得て、わずかの差ながらEU離脱を決めた。当初ヵら英国がEUを離脱することのリスクは指摘されて、当時キャメロン首相の率いる政治はEU残留の必要性を主張してきた。
(3)ヒト、モノ、カネの自由往来が基本理念のEUから離脱すれば、物流が停滞して英国経済に大きな影響がでる打撃が指摘されて、EUも結束を強化するため英国に厳しい態度で臨むことは自明のことだった。
一方国民はアフリカなどからの難民、移民がEUに大量に押しかけて当初ドイツなどがこれを受け入れる方針を示して、EUに一定の距離感を持っていた英国では難民、移民の受け入れ拡大に国民の反発、反対が強く、政治と国民の間に溝があった。
(4)当時キャメロン首相が国民投票に踏み切った理由、背景には、独自のEU残留を望むスコットランドの英国からの独立、離反問題があり、国民投票でこれに決着をつける考えがあったのではないのかと考える。
国民の反対があっても当時キャメロン首相としては自身の主張に沿って国益を考えて政治判断でEU残留を決めることもできた。もちろん、そうしたらそうしたで、国内は分断、二分して政治は混乱も長引くことは予想できた。
(5)さらに英国はEUの存在意義について過小評価したともみられる。政治、経済、平和の壮大な実験場としてのEUは、問題を抱えながらもヒト、モノ、カネの自由往来という基本理念はあたらしい時代の政治連合体を目指すもので、ドイツ、フランスなど主導国は失敗は許されずに結束を必要とされていた手ごわい交渉相手だった。
(6)メイ首相としては国民投票でも40%を超えるEU残留派を抱えて国民が分断、二分されて、EUとの離脱交渉に結束できなかった背景も影響していると考える。議会でも残留派に配慮すれば離脱強硬派の反発を受け、その逆もあり身動きができない状況にあった。
議会制民主主義発祥の英国議会が国民投票の結果を受けて、EU離脱に向けて結束をしなかったことが、英国がEUから離脱するリスクの大きさの影響を自覚することを示すものであり、英国の危機(England crisis)を国民、議会がどう考え理解し判断するのか、誰が首相になっても原点に還って考えなければならない。