いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

バイアスなグローバリズム。 bias globalism

2024-09-12 20:53:38 | 日記
 (1)ファーストリテイリングの柳井会長兼社長が「少数精鋭で仕事をするということを覚えないと『日本人は滅びるんじゃないですか』」(『』は本ブログ注)と述べた。これに楽天Gの三木谷会長兼社長は「日本に元気がない」と述べた。
 どちらも社内公用語を英語にして外国から管理職、労働力を受け入れて世界に企業活動、展望を拡げるグローバル企業の代表の発言だ。

 (2)楽天Gは最近ネット販売の不都合で元気がないが、ファーストリテイリングは世界市場で兆円規模の企業利益で本人も4億円の報酬(配当収入はさらに別)のある柳井会長からこのままでは日本人は滅びる発言では、柳井会長の企業市場戦略が日本経済、国民生活の向上、成長、発展ではなく自己利益、資産蓄積に動いているようで(企業目的はそうだが)、他人ごとのように聞こえて、日本人が滅びることがないように経済構造改革、企業倫理、労働教育充実の産業革命を率先して進めてもらいたい。

 (3)社内公用語を英語にして海外から管理職、労働力を確保して日本人とは違う感性、感覚、能力開発を導入して日本人労働力、意識、能力を変えていこうというグローバル化への企業挑戦が始まるとの期待はある。
 ファーストリテイリングが展開するユニクロにも安くていいもの、付加価値の高い商品を提供する高い理念、理想だが、労働賃金の低い低開発国の労働力を使っての世界販売戦略が環境時代に「経済搾取」として批判を受けて戦略の見直しに直面しており、それは4億円(配当収入はさらに多額)の報酬の柳井会長が賃上げでも大規模物価高に苦しむ国民の労働環境、生活事情が改善されない中でこのままでは日本人は滅びるでは、企業理念、倫理、論理としては無責任で他人事にしか聞こえない違和感はある。

 (4)このままでは日本人が滅びるならそれは困るので、柳井会長として社内公用語英語の企業ステータスだけでなく企業利益優先の経済搾取ではなく、低開発国経済の成長にも目配りした本当のクローバリズムを唱える必要がある。

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