毎年1月14日、町内各地区で焼かれる「とんど」。
朝のうち結構吹雪いてどうなることか思たけど、昼前から晴れてきた。
今年、うちの集落の櫓はでっこうてカッコええ。
門松やらしめ縄やら神さんの去年のお札やら、一緒にくべて燃やす。
そこらの竹切って来て、男性陣が櫓組む。
この組み方で、よう燃えたり、くすぶってばっかりやったり。
皆歳とってきて、いつまで櫓組めるやろか。
下の方に火ぃいれて燃やし始める。
こんな青い竹が燃えるんやから、火ぃ強いねんなあ。
あー、裏側の方がよう燃えてる。
火ぃ小さなったら、竹の先にお餅挟んで焼く。
大きなお鏡餅持ってくる人もおりゃあ、ちっこい丸餅焼く人もおる。
それ持って帰って家族全員で分け合うて食べて、
今年一年の無病息災を願うんやね。
とんどに集まって来られる人数も、年々減ってきてる。
毎年のとんど焼きで、この村の今の姿が見える。