ひびレビ

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エイリアン4

2013-09-03 08:00:33 | テレビ・映画・ドラマ
「エイリアン4」をレンタルしてきました。

前作から200年。地球の連合軍はリプリーの血液からクローン・リプリーを作り出そうとしていた。8体目にしてようやくまともなクローンを作り出すことが出来た連合軍は、彼女の体内からエイリアンを摘出し、クイーンとして育て上げた。一方のクローン・リプリーは人間とエイリアンが融合した存在として、学習を受けていた。
ある日、貨物船ベティのクルーが連合軍の宇宙船に着艦した。連合軍は彼らに冷凍睡眠中の船を襲わせ、エイリアンの宿主となる人物を手に入れるよう、貨物船のリーダーに依頼していたのだ。育て上げられたエイリアンたちは、檻に閉じ込められ、一時は調教が上手くいっていると思われた。
リプリーに近づくベティのクルー、コール。そしてエイリアンは研修者たちが予想しない方法で檻から脱出し、再び人間達を襲い始める・・・


そんな、ある意味いつも通りの、研究者たちがいらん事をしたために巻き起こるエイリアン4の物語。この作品のリプリーは人間とエイリアンが融合しているため、エイリアンの行動を感知できたり、血がエイリアンのものに近い酸性を帯びているといった特徴があります。力も凄いみたいですが、エイリアンとの戦いでそれが生かされることはなかったような。そもそもベティに乗って脱出するまでの間、殆どエイリアンに襲われていません。せいぜい水中とフェイスハガーの罠が仕掛けられていた程度でしょうか。大量のエイリアンとドンパチやる2とも、1体のエイリアンに終始手こずる3とも違う感じがします。
ただ、相変わらずエイリアンの知能の高さには驚かされますね。まさか檻から脱出するために、仲間を1体殺し、そこから飛び出した酸の血液で脱出するとは思わなかった。研究者も檻分けろよ・・・


「怖さ」はすっかり控えめですが、その代わり?「グロい」という印象を受けました。特に終盤のパーヴィスがエイリアン研究者のメイソンもろとも死亡するシーン。パーヴィスは物語中盤で助けられたものの、体内には既にエイリアンが宿っており、ベティで摘出手術をするために同行させていた人物でした。頼りないイメージがあったのですが、まさかメイソンに撃たれながらも接近し、殴りつけた上に自分の体から飛び出したエイリアンでメイソンの頭を貫くという・・・メイソンのしたことは許されませんけど、若干やりすぎな気がしないでもない(汗。


で、今回はリプリーから生まれたクイーンが産んだ新たなエイリアン・ニューボーンも登場します。これもグロい。というか気持ち悪い。人間とエイリアンが入り混じった姿となっており、後頭部はエイリアンっぽく長く伸びているものの、顔はかなり人間に近いものとなっていました。暗い場所では分かりづらかったのですが、光が当たると眼窩の奥にしっかりと黒い目玉が光っているのもわかり、これまた気持ち悪い。
ラスト、そんなニューボーンを倒すことに成功したリプリーでしたが、ニューボーンが断末魔の叫びを上げながら船外に吸い込まれていく様を見て「許して」と一言。その表情も哀しげでしたし、娘の息子、自身を母のように慕ってくれるニューボーンにも思う所があったのでしょうね。ニューボーンも、エイリアンよりも表情があるため、感情が視聴者にも伝わり易くなっていると思います。

脱出途中、これまでに作られたリプリーのクローンが保存されている区画がありました。そこにあったのは人間ともエイリアンとも取れない姿のリプリーばかり。今回活躍するリプリーは8号ですから、それまでの7号がそこに保管されていたと。しかも7号は比較的人間に近い姿をしていたものの、自ら「殺して」と8号に頼み込むほど悲惨な状況でした。ニューボーンはリプリーには従順なようでしたし、誰の手も届かないような未開の地ならば、案外2人で暮らす風景もあったのかなと思ったり。


中盤でコールがロボットだと判明しますが、これには全く気づけませんでした。もしもエイリアンシリーズで続編を作るのならば、第2のリプリーっぽいなと感じたのがこのコールでした。それにしてもエイリアンを利用した政府の汚い作戦を止めるよう彼女をプログラムしたのは一体誰なんでしょうね。まともな科学者もいるもんだなぁ・・・と(苦笑。


というわけで、エイリアンシリーズ1~4を見終えました。初めて訪れる星・地球。今後、リプリーはどのように暮らして行くのかが気になるところではありますが、地球を舞台にエイリアン大繁殖の続編とかやられても困る。
他にも様々な作品にも登場しているようですし、機会があればAVP2も見直したいですね。テレビだと暗くてよく分からなかったし。
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