ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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ウルトラマンコスモス 第57話「雪の扉」

2021-12-08 19:37:07 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンコスモス 第57話「雪の扉」

 今回は思い出の時間を生きる伝説聖獣グラルファンにまつわる、少年と老人の物語なのですが…いやもう何なんですか、この話。めっちゃ好きです。

 妻を亡くし、恐らく子供も幼い頃に亡くしたであろうトマノ老人は、グラルファンを呼び出して思い出の時間に行くことを望む。そんな彼と偶然の出会いを果たしたのが、陸上競技の大会で敗退したばかりの少年・暁(あきら)。
 トマノ老人、そしてグラルファンとの偶然の、長い人生から見ればほんの一瞬の出会いを通し、これからどんな風に生きていくかを決める…という、一人の少年が大人への第一歩を踏み出した瞬間が描かれていました。

 望みが叶う直前に全てを理解した時の言葉、別れ際の「心から寂しいと思えるほど、大切なものを持つことが出来たんです」など、トマノ老人の言葉は胸に刺さるものばかりでした。また、頭では「思い出の中をもう一度生きることは出来ない」「どんな一瞬も一度きり」だと理解しながらも、それでも目の前に広がる思い出の光景から目を離せないところも印象的です。
 また、「寂しい」という感情をマイナスばかりに捉えるのではなく、それほどに大事なものが出来たという捉え方も素敵でした。
 
 また、グラルファンは去り際、トマノ老人に対して首をかしげるような仕草を見せていました。あの後の展開を想うと、望みが叶わぬままああいった結末をたどることになるが、それでも良いのか?と確認してくれていたのでしょう。トマノ老人が見た思い出のように温かく、綺麗な怪獣でした。

 最後の暁の独白もまた良い味を出していました。後悔しないように生きた結果、その過程における様々な一瞬が思い出となって彼の心に残り続け、時に温かく、時に苦しくなり、彼の人生を彩っていくのでしょう。


 いやー本当に良い話でした…コスモスの中でもかなり好きな部類に入ります。見られて良かった…そんなこんなでまた次回。
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相棒20 第7話「かわおとこ」

2021-12-08 08:04:15 | 相棒シリーズ
相棒20 第7話「かわおとこ」

 今回は川で起こった事故等に関連して「誰であっても人の話はよく聴く」「憶測に過ぎないものを真実のように語らない」「見て見ぬふりをしない」といった教訓めいたお話だったように感じます。
 …うん、まぁ、感想としてはそれぐらいかなって…(汗。特に他に語ることがあった記憶もなくてですね…安定しすぎていて悪くは無いけど、何度も見直したいくらい好きな話では無いかなって…

 そういえば先日ニュース等でも流れていましたが、冠城くんが今回のシーズン20をもって卒業だそうで。正直なところ、神戸くんやカイトくんぐらいの期間で変わるんだろうなと思っていたので、卒業と聞かされても「まぁさすがに変わるか」といった感じで、寂しさよりも当然のことのように受け止めている自分がいました。
 冠城くんが嫌いなわけではないですが、あまりにも相棒としてしっくりし過ぎていて、ちょっと物足りなさを感じるところがあったのも正直な気持ちです。登場したてのシーズンの頃の関係性も好きだったなーと。

 今回で卒業となると、ブラックパールの女とか、あの女の子とかの話に片を付けるのかな…あとは青木がどうなるかですね…青木が「冠城亘」とフルネームで呼ぶのが聞けなくなるのは少し寂しいかもしれない…

 ともあれ、卒業までの間に、お気に入りの話が増えることを願っています。パッと思いつくのだと、シーズン19の第12話「欺し合い」は良かったですね…
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ウルトラマントリガー 特別総集編③「咲き乱れる悪の華」

2021-12-08 07:38:53 | ウルトラシリーズ
ウルトラマントリガー 特別総集編③「咲き乱れる悪の華」

 今回はトリガーからトリガーダーク、アブソリューティアン、キリエロイドとの戦いを振り返る過程でケンゴの過去にも触れ、ティガからはイーヴィルティガやカミーラ、ダーラム、ヒュドラ、そしてデモンゾーアとの戦いを振り返る総集編。悪について振り返ったためか、リブットについての紹介が少なめだったのが少々残念なところ。

 総集編ですし、ティガの方はクロニクルZでも見たところですので、特筆するところも無いかなと…唯一気になったといえば、デバンが「カルミラがカミーラのように変貌する可能性」について示唆していたところくらいでしょうか。可能性は考えていましたが、総集編とはいえ本編でそれについて触れるとは思わなかったので意外でした。

 しかし物語もだいぶ終盤ではありますが…今のところ最初の頃よりは面白い気がするけど、好きかどうかと言われると微妙なラインの作品です。嫌いじゃないけど好きとも言い難く…ガゾートやキリエロイドなどティガ由来の怪獣等を出している割に、個人的にその扱いはイマイチと感じるものでしたし、そこからのサプライズも一定の盛り上がりはあったものの、物足りないというか勿体ないというか…
 ともあれ、今後に期待です。次回はまたもタイガで見たことがあるような怪獣の登場。


 また、ボイスドラマでは幼馴染をべた褒めするリブットが描かれ、YouTubeの公式チャンネルでは先日「ウルトラマン‐シンガポールの新たな力‐」と題した、シンガポールとウルトラマンのコラボ動画も公開されています。シンガポールを舞台に戦うウルトラマンもカッコいいですが、未知の惑星に降り立ったような雰囲気すら漂わせる「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」の「スーパーツリー」がめっちゃウルトラマンとマッチしてる…現実なのにこれほどまでに空想感漂わせる施設って、すげぇなぁ…一度は生で見てみたいですね。
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