ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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王様戦隊キングオージャー 第26話「新王国の誕生」

2023-08-27 10:30:06 | 王様戦隊キングオージャー
王様戦隊キングオージャー 第26話「新王国の誕生」

 黒いゴッドタランチュラ?を見た時に「あ!プレバンだ!」と思う大人になりたくなかった……(苦笑。

 さて、いよいよデズナラクとの決戦、ジェラミーがバグナラクの王となる瞬間が訪れました……が、決戦の前にバグナラクにまつわる謎の一部が明らかとなりました。体の作りが似ている人間とバグナラク、両者を分けたのはシュゴッドとの関わり方でした。カメムシやカゲロウなど、虫を模した生物なのは「元からそういうものだから」だと思っていましたが、まさか巨大化の方法と関連性があったとは……
 他者と手を取り合う人間に対し、弱肉強食、他者を喰らって強くなってきたバグナラク。そんな中、小さなシュゴッドの声を聴いたギラくんはデズナラクの想いを知ることに……実際、彼の行為は全て「バグナラクの汚名をすすぐ」ことに繋がっています。バグナラクという種族の名誉回復を、自らの命を懸けて叶えようとすることを、「優しさ」以外のなんと表現すればよいのかと。

 そして戦いの末、トドメを刺そうとしたジェラミーを止めたギラの口からは意外な言葉が飛び出してきました。
 「本当に大切なのはどっちが先に謝れるかだ……ごめんなさい」「たとえバグナラクが勝っても人間は必ず立ち上がり、何千年かけて復讐する!……バグナラクも人間も同じなんだ。それが何万年もただ繰り返すだけだ」……人間がバグナラクに勝てばバグナラクが復讐し、バグナラクが勝てば人間が復讐する。仮にジェラミーがデズナラクにトドメを刺して王になったとしても、バグナラクという種族そのものの在り方は変わらなかったでしょう。むしろジェラミー自身もバグナラクの「弱肉強食」を認めてしまうことにもなりかねません。「人間は何千年かけて復讐する」というネガティブな言葉を優しいギラに言わせるってのが凄いですね。

 そんな悲しい無限ループを止めたのは、たったの一言でした。
 振り返ってみれば「こんなこと」で終わる簡単な話。ですが、そこに至るまでに失った命は多く、心の中では相手を許し切れていない部分もある。ギラの「ごめんなさい」の表情には、そうした様々な感情が渦巻いているように感じられます。それらを飲み込んででも、戦いを止め、新しく初めていきたい……そんな覚悟が感じ取れる表情でもありました。
 これを「自称・邪悪の王」であるギラくんではなく「シュゴッドの王」ギラが言うからこそ、説得力がありますね。


 ようやく光明が差したかに思えた次の瞬間、裏で手を引いていたアイツの無慈悲な一撃が……従者として振舞いながらも時に勝手な行動を取っていたので、この行為自体は意外ではありませんが、では、そもそもアイツは一体何者だったのか。何故天からの謎ビームを放てたのか。ゴッドキングオージャーを浮かせるほどの能力はなんなのか。同じバグナラクだったのか。様々な謎を残して散っていきましたが、もしや次週登場する宇蟲王の配下だったりします……?
 また、ここで撃破されたのも正直意外でしたね。最早人間とバグナラクに争う可能性無しと見限って、わざわざ目的や過去をべらべらと喋ったのでしょうか。巨大化=死に等しいにも関わらず、躊躇なくシュゴッドソウルを食べていましたし、本当に死んだのかどうかすら怪しいところです。


 ともあれ、事態が落ち着いた後、遂に6番目の王国が誕生。ジェラミーの言葉に対し、いつもはやかましい(誉め言葉)ゴローゲさんも、複雑な表情を見せるものの、賛成も反対も言えませんでした。彼が言葉を飲み込むぐらいですから、他の人たちも猶更何も言えないでしょうね。
 バグナラクが人間を襲ったのは事実で、逆も然り。人間だけを棚に上げては、バグナラクへの差別に繋がりかねない。果たして憎しみの連鎖は止まるのか、人とバグナラクは手を取り合えるのか、子供たちは過去の遺恨を無かったことにして繋がり合えるのか……

 色々気になるところで、次回からは新章突入!これまで「宇宙の片隅の惑星チキュー」と語られてきたのは、宇宙からの侵略者もいるよ!という壮大な伏線だったのかもしれません。単にチキュー内での戦いを示すのであれば「五王国が治める惑星チキュー」などで良いはずですしね。
 月?の隣に浮かぶ金色の物体はなんなのか。今後月にいくこともあるのか。色々な期待と不安が渦巻く中、次週以降も楽しみです。
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仮面ライダーギーツ 第49話(最終回)「黎明Ⅰ:ここからがハイライトだ!」

2023-08-27 09:43:18 | 仮面ライダーギーツ
仮面ライダーギーツ 第49話(最終回)「黎明Ⅰ:ここからがハイライトだ!」

 ツムリに銃口を突きつけられる英寿という前回のラストから一転、視聴者が見せられたのは平和そのものな世界。その世界で英寿は忘れ去られており、覚えているのはジーンとツムリだけ。果たして一体何があったのか……

 ということで、ここからがプレイバックだ!と言わんばかりに何故ツムリが英寿を撃ったのか、スエルやオーディエンスたちにどう対処したのかが描写されました。
 英寿不在の中でスエルに戦いを挑む景和たち。スエル=リガドオメガのアクセラレート機能は、スエルの時間だけを早めることでダブルライダーキックを放っている最中に同士討ちされることが可能で、リバース機能は道長たちが特別な力を手に入れる前の時間に巻き戻すなど、巻き戻す時間の幅があまりにも長すぎる……まともにやってたら太刀打ちできませんね。

 しかし、願いがあるから人が強くなれる。だからこそ願い続ける。諦めない景和たちの願いに応えるように、最後の最後に「仮面ライダー」として登場する英寿、カッコよすぎる……ここぞとばかりにリボルブオンのみならず固有武器のギミックを使うの、良いよね……そして何よりも爆炎の中から現れるギーツⅨがあまりにもカッコよすぎる……!「仮面ライダー」としての姿を通常フォームで、神様・浮世英寿としての活躍をギーツⅨで魅せるとか本当に良かった……

 
 その後は何故ジーンが英寿の、ツムリのもとを訪れたのか明らかになります。ここの描写を見るに、やはり映画は本編後の物語っぽく思えます。
 そしてラストに至るまでの描写は、心温まる、心地良い時間を過ごせました。壮大な願いを抱くものもいれば、身近な願いを抱くものもいる。しかし願いに優劣などない。特に道長の願いは、あまりにも身近過ぎるものでしたが、だからこそ共感出来る。身近な願いだからこそ、道長のサポーターになりたい!って人もいるでしょうね。本当に、幸せな時間でした……
 また、祢音の願いが「見つける」ではなく「つかまえる」なあたり、相手は見つかっているように感じました。


 さて、最終回を迎えた仮面ライダーギーツ。正直序盤はどのように物語が展開していくのか読めず、割と長いこと様子見が続いていましたし、親の愛情に気づかない祢音に疑問を抱いたこともありました。中盤は中盤で道長が何をしたいのか分からず、次第に景和も女神に責任の一切を償わせることに執着するなど、首を傾げてしまう場面もありました。
 が、何だかんだで最後まで見ると「見てよかった!」と思える作品でしたね。やはり英寿が安定して強者であり続けたのは大きいと思います。特にギーツⅨ!最後まで最強フォームとしての格を一切落とすことなく、創造と破壊の力で様々な活躍を見せてくれました。初めて相対した敵に対しても多少苦戦こそすれ、一方的な戦いにはならない。やはり最強フォームが強いと安心できますね。


 幸せの総量は決まっていて、誰かの願いが叶う時は誰かの願いが潰える時。それが世界の真理だとしても、そんな世界を変えたいと願うことで何かが変わるかもしれない。そんな願いを叶えるためには、願い続けなければならない。時に絶望を突きつけられ、時に一人ではどうしようもない時だってある。そんな時でも諦めなければきっと道は開ける。
 願い続けることの大切さ、諦めないことの難しさ。そんな物語が描かれた仮面ライダーギーツ。この世界は英寿が見守ってくれている。そういった思いが願いの支えにもなる。そんなことを感じた最終回でした。幸せな時間をありがとうございました!


 そして次回からは仮面ライダーガッチャ―ドがスタート!果たして私はどれほどのライドケミートレカを集めることが出来るのか!(笑。
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ひろがるスカイ!プリキュア 第30話「ひろがる海!ビーチパラダイス」

2023-08-27 08:59:47 | ひらがるスカイ!プリキュア
ひろがるスカイ!プリキュア 第30話「ひろがる海!ビーチパラダイス」

 東映らしい場面切り替えですね……

 さて今回はソラちゃん初めての海!水着はましろと色違いのお揃い!ですが、何とソラちゃんは泳げないことが判明。スカイランドにいた時は湖底を歩いていたとのことで……やっぱ上空に暮らしているから、心肺機能がましろたちとは違うのかな?それにしたって着衣で湖底を歩くとか、らしいっちゃらしいものの、スカイランド神拳の使い手、恐るべしですね(笑。

 ソラちゃん曰く「地上の殆どが海なのに戦いの場にならなかったのはラッキーだったから」。ましろから泳ぎを教わることにしたソラちゃんの奮闘する様も良かったですが、水泳8球をちょっと誇らしげに語るましろがめっちゃ可愛かったです。
 そういえばトロプリは割と海で戦うこともあったように思えますが、その他のプリキュアで海が得意というと、キュアマーメイド以外はパッと出てこないな……キュアマリンの水中戦ってあるんだっけか?キュアビューティがプリキュア姿のまま泳ぎの対決したことはあったけれども、それ以外……仮面ライダーオーズのシャウタコンボといい、水中を得意とする戦士ってなかなか本領発揮の場面に恵まれないような印象が。

 それはそれとして、気合が入り過ぎていたソラちゃんをリラックスさせるために、海の楽しさを教える一同。泳げればもっと楽しいけれども、泳げなくても楽しむ方法はいくらでもある。それこそ、ミノトンのように浜辺で特訓するのも誤りではないでしょう。落ち込むソラちゃんに対して「越えなければならない壁とかじゃないんだよ」というましろの言葉は良かったですね。
 そして戦いにおいては岩を足場に戦ったり、ましろとあげはさんは光弾やバリアを足場に接近するという戦い方を見せてくれました。空気を抜かれた浮き輪のランボーグも、沈んではしまうもののゆらゆらと漂いプリキュアを妨害する様も面白かったです。
 最後はアップドラフト・シャイニング!未だに初期技が現役って、良いよね……

 そんな今回のプリキュアはキュアプレシャス!……前回のキュアサマー(2回目)を今回に持ってきた方が良かったのでは?と思わなくもなく。

 次回は新たな脅威が登場!ミノトンとの決着がついていないのに新たな脅威とは。映画公開前に追加戦士登場やパワーアップアイテム登場とかあるのかな?
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