王様戦隊キングオージャー 第26話「新王国の誕生」
黒いゴッドタランチュラ?を見た時に「あ!プレバンだ!」と思う大人になりたくなかった……(苦笑。
さて、いよいよデズナラクとの決戦、ジェラミーがバグナラクの王となる瞬間が訪れました……が、決戦の前にバグナラクにまつわる謎の一部が明らかとなりました。体の作りが似ている人間とバグナラク、両者を分けたのはシュゴッドとの関わり方でした。カメムシやカゲロウなど、虫を模した生物なのは「元からそういうものだから」だと思っていましたが、まさか巨大化の方法と関連性があったとは……
他者と手を取り合う人間に対し、弱肉強食、他者を喰らって強くなってきたバグナラク。そんな中、小さなシュゴッドの声を聴いたギラくんはデズナラクの想いを知ることに……実際、彼の行為は全て「バグナラクの汚名をすすぐ」ことに繋がっています。バグナラクという種族の名誉回復を、自らの命を懸けて叶えようとすることを、「優しさ」以外のなんと表現すればよいのかと。
そして戦いの末、トドメを刺そうとしたジェラミーを止めたギラの口からは意外な言葉が飛び出してきました。
「本当に大切なのはどっちが先に謝れるかだ……ごめんなさい」「たとえバグナラクが勝っても人間は必ず立ち上がり、何千年かけて復讐する!……バグナラクも人間も同じなんだ。それが何万年もただ繰り返すだけだ」……人間がバグナラクに勝てばバグナラクが復讐し、バグナラクが勝てば人間が復讐する。仮にジェラミーがデズナラクにトドメを刺して王になったとしても、バグナラクという種族そのものの在り方は変わらなかったでしょう。むしろジェラミー自身もバグナラクの「弱肉強食」を認めてしまうことにもなりかねません。「人間は何千年かけて復讐する」というネガティブな言葉を優しいギラに言わせるってのが凄いですね。
そんな悲しい無限ループを止めたのは、たったの一言でした。
振り返ってみれば「こんなこと」で終わる簡単な話。ですが、そこに至るまでに失った命は多く、心の中では相手を許し切れていない部分もある。ギラの「ごめんなさい」の表情には、そうした様々な感情が渦巻いているように感じられます。それらを飲み込んででも、戦いを止め、新しく初めていきたい……そんな覚悟が感じ取れる表情でもありました。
これを「自称・邪悪の王」であるギラくんではなく「シュゴッドの王」ギラが言うからこそ、説得力がありますね。
ようやく光明が差したかに思えた次の瞬間、裏で手を引いていたアイツの無慈悲な一撃が……従者として振舞いながらも時に勝手な行動を取っていたので、この行為自体は意外ではありませんが、では、そもそもアイツは一体何者だったのか。何故天からの謎ビームを放てたのか。ゴッドキングオージャーを浮かせるほどの能力はなんなのか。同じバグナラクだったのか。様々な謎を残して散っていきましたが、もしや次週登場する宇蟲王の配下だったりします……?
また、ここで撃破されたのも正直意外でしたね。最早人間とバグナラクに争う可能性無しと見限って、わざわざ目的や過去をべらべらと喋ったのでしょうか。巨大化=死に等しいにも関わらず、躊躇なくシュゴッドソウルを食べていましたし、本当に死んだのかどうかすら怪しいところです。
ともあれ、事態が落ち着いた後、遂に6番目の王国が誕生。ジェラミーの言葉に対し、いつもはやかましい(誉め言葉)ゴローゲさんも、複雑な表情を見せるものの、賛成も反対も言えませんでした。彼が言葉を飲み込むぐらいですから、他の人たちも猶更何も言えないでしょうね。
バグナラクが人間を襲ったのは事実で、逆も然り。人間だけを棚に上げては、バグナラクへの差別に繋がりかねない。果たして憎しみの連鎖は止まるのか、人とバグナラクは手を取り合えるのか、子供たちは過去の遺恨を無かったことにして繋がり合えるのか……
色々気になるところで、次回からは新章突入!これまで「宇宙の片隅の惑星チキュー」と語られてきたのは、宇宙からの侵略者もいるよ!という壮大な伏線だったのかもしれません。単にチキュー内での戦いを示すのであれば「五王国が治める惑星チキュー」などで良いはずですしね。
月?の隣に浮かぶ金色の物体はなんなのか。今後月にいくこともあるのか。色々な期待と不安が渦巻く中、次週以降も楽しみです。
黒いゴッドタランチュラ?を見た時に「あ!プレバンだ!」と思う大人になりたくなかった……(苦笑。
さて、いよいよデズナラクとの決戦、ジェラミーがバグナラクの王となる瞬間が訪れました……が、決戦の前にバグナラクにまつわる謎の一部が明らかとなりました。体の作りが似ている人間とバグナラク、両者を分けたのはシュゴッドとの関わり方でした。カメムシやカゲロウなど、虫を模した生物なのは「元からそういうものだから」だと思っていましたが、まさか巨大化の方法と関連性があったとは……
他者と手を取り合う人間に対し、弱肉強食、他者を喰らって強くなってきたバグナラク。そんな中、小さなシュゴッドの声を聴いたギラくんはデズナラクの想いを知ることに……実際、彼の行為は全て「バグナラクの汚名をすすぐ」ことに繋がっています。バグナラクという種族の名誉回復を、自らの命を懸けて叶えようとすることを、「優しさ」以外のなんと表現すればよいのかと。
そして戦いの末、トドメを刺そうとしたジェラミーを止めたギラの口からは意外な言葉が飛び出してきました。
「本当に大切なのはどっちが先に謝れるかだ……ごめんなさい」「たとえバグナラクが勝っても人間は必ず立ち上がり、何千年かけて復讐する!……バグナラクも人間も同じなんだ。それが何万年もただ繰り返すだけだ」……人間がバグナラクに勝てばバグナラクが復讐し、バグナラクが勝てば人間が復讐する。仮にジェラミーがデズナラクにトドメを刺して王になったとしても、バグナラクという種族そのものの在り方は変わらなかったでしょう。むしろジェラミー自身もバグナラクの「弱肉強食」を認めてしまうことにもなりかねません。「人間は何千年かけて復讐する」というネガティブな言葉を優しいギラに言わせるってのが凄いですね。
そんな悲しい無限ループを止めたのは、たったの一言でした。
振り返ってみれば「こんなこと」で終わる簡単な話。ですが、そこに至るまでに失った命は多く、心の中では相手を許し切れていない部分もある。ギラの「ごめんなさい」の表情には、そうした様々な感情が渦巻いているように感じられます。それらを飲み込んででも、戦いを止め、新しく初めていきたい……そんな覚悟が感じ取れる表情でもありました。
これを「自称・邪悪の王」であるギラくんではなく「シュゴッドの王」ギラが言うからこそ、説得力がありますね。
ようやく光明が差したかに思えた次の瞬間、裏で手を引いていたアイツの無慈悲な一撃が……従者として振舞いながらも時に勝手な行動を取っていたので、この行為自体は意外ではありませんが、では、そもそもアイツは一体何者だったのか。何故天からの謎ビームを放てたのか。ゴッドキングオージャーを浮かせるほどの能力はなんなのか。同じバグナラクだったのか。様々な謎を残して散っていきましたが、もしや次週登場する宇蟲王の配下だったりします……?
また、ここで撃破されたのも正直意外でしたね。最早人間とバグナラクに争う可能性無しと見限って、わざわざ目的や過去をべらべらと喋ったのでしょうか。巨大化=死に等しいにも関わらず、躊躇なくシュゴッドソウルを食べていましたし、本当に死んだのかどうかすら怪しいところです。
ともあれ、事態が落ち着いた後、遂に6番目の王国が誕生。ジェラミーの言葉に対し、いつもはやかましい(誉め言葉)ゴローゲさんも、複雑な表情を見せるものの、賛成も反対も言えませんでした。彼が言葉を飲み込むぐらいですから、他の人たちも猶更何も言えないでしょうね。
バグナラクが人間を襲ったのは事実で、逆も然り。人間だけを棚に上げては、バグナラクへの差別に繋がりかねない。果たして憎しみの連鎖は止まるのか、人とバグナラクは手を取り合えるのか、子供たちは過去の遺恨を無かったことにして繋がり合えるのか……
色々気になるところで、次回からは新章突入!これまで「宇宙の片隅の惑星チキュー」と語られてきたのは、宇宙からの侵略者もいるよ!という壮大な伏線だったのかもしれません。単にチキュー内での戦いを示すのであれば「五王国が治める惑星チキュー」などで良いはずですしね。
月?の隣に浮かぶ金色の物体はなんなのか。今後月にいくこともあるのか。色々な期待と不安が渦巻く中、次週以降も楽しみです。