機動新世紀ガンダムX 第22話「15年目の亡霊」
偶然ダブルエックスの研究を進めている島に着陸しようとしたエニルを指して「カモメが1羽迷い込んだようです」「あのカモメ、大方翼を休めに来たのでしょう」と洒落た言い方をするシャギア兄さん、嫌いじゃないわ!
ティファの必死の説得によって生きながらえ、捕虜となったカトックさん。ジャミルは「情報も必要だが、分かり合うことも大切にしたいのだ」と、長所とも短所ともいえる甘さから、自らがニュータイプ保護を唱える本音の部分について語り出すと、カトックさんもジャミルを認めない理由、ニュータイプやそれにこだわるを憎む理由を吐露し始めました。
カトックさん曰く「あんた、体一つで戦場に行ったことはあるかい?あんたたちニュータイプがゲーみたいな戦争をしている間、俺たち普通の兵隊は生身で戦い、死んでいった」。後にカトックさんの家族がコロニーにいたことも明かされます。これまでGXやGビット、コロニー落とし等、言ってしまえば戦争の派手な部分ばかりに目が行っていました。しかし決してニュータイプやモビルスーツだけで戦争をしていたわけではなく、加えて落とされたのは「コロニー」という無人の建造物ではなく、多くの命が住まう家であったと改めて認識させられました。
ここでジャミルが「仕方なかった」「命令だった」など責任を他者に押し付けるようなことをすれば、カトックさんの反応も違ったことでしょう。しかしジャミルは、カトックさんの言葉を引き金を引いた責任と共にじっと受け止めているように見えます。
そして、ゾンダーエプタに接近する戦いの最中、遂にガロードたちもダブルエックスを目撃することに。背中から伸びるケーブルが「意思無き兵器」であることをより一層強調しているように感じます。ダブルエックスによる脅しが一番効果があったのがジャミル。何やら悲観的な言葉を発しましたが、サラたちが反応していたことから……
と、そこへ絵を持って現れたのがティファ。ここのカトックさんの対応、良いよね……ブリッジに入ってきたのがティファだと知ると警戒を解いたうえに、下手をすれば背後を取られかねない場面で、わざわざ絵を拾うってあたりに彼の優しさを感じます。そしてティファが書いた絵は彼の心に何をもたらすのか……
また、ガロードは敵のフォーメーション崩しの作戦会議を自らロアビィ、ウィッツに提案するという場面のほか、戦闘面でもフロスト兄弟を一人で相手取る成長っぷりを見せていました。こうして少しずつ少年から大人へ、素人から戦士へと変わっていくと……これが吉と出る場面もあれば、凶と出る場面があるのが良いんですよね、ガンダムX。
そんなこんなでまた次回。
偶然ダブルエックスの研究を進めている島に着陸しようとしたエニルを指して「カモメが1羽迷い込んだようです」「あのカモメ、大方翼を休めに来たのでしょう」と洒落た言い方をするシャギア兄さん、嫌いじゃないわ!
ティファの必死の説得によって生きながらえ、捕虜となったカトックさん。ジャミルは「情報も必要だが、分かり合うことも大切にしたいのだ」と、長所とも短所ともいえる甘さから、自らがニュータイプ保護を唱える本音の部分について語り出すと、カトックさんもジャミルを認めない理由、ニュータイプやそれにこだわるを憎む理由を吐露し始めました。
カトックさん曰く「あんた、体一つで戦場に行ったことはあるかい?あんたたちニュータイプがゲーみたいな戦争をしている間、俺たち普通の兵隊は生身で戦い、死んでいった」。後にカトックさんの家族がコロニーにいたことも明かされます。これまでGXやGビット、コロニー落とし等、言ってしまえば戦争の派手な部分ばかりに目が行っていました。しかし決してニュータイプやモビルスーツだけで戦争をしていたわけではなく、加えて落とされたのは「コロニー」という無人の建造物ではなく、多くの命が住まう家であったと改めて認識させられました。
ここでジャミルが「仕方なかった」「命令だった」など責任を他者に押し付けるようなことをすれば、カトックさんの反応も違ったことでしょう。しかしジャミルは、カトックさんの言葉を引き金を引いた責任と共にじっと受け止めているように見えます。
そして、ゾンダーエプタに接近する戦いの最中、遂にガロードたちもダブルエックスを目撃することに。背中から伸びるケーブルが「意思無き兵器」であることをより一層強調しているように感じます。ダブルエックスによる脅しが一番効果があったのがジャミル。何やら悲観的な言葉を発しましたが、サラたちが反応していたことから……
と、そこへ絵を持って現れたのがティファ。ここのカトックさんの対応、良いよね……ブリッジに入ってきたのがティファだと知ると警戒を解いたうえに、下手をすれば背後を取られかねない場面で、わざわざ絵を拾うってあたりに彼の優しさを感じます。そしてティファが書いた絵は彼の心に何をもたらすのか……
また、ガロードは敵のフォーメーション崩しの作戦会議を自らロアビィ、ウィッツに提案するという場面のほか、戦闘面でもフロスト兄弟を一人で相手取る成長っぷりを見せていました。こうして少しずつ少年から大人へ、素人から戦士へと変わっていくと……これが吉と出る場面もあれば、凶と出る場面があるのが良いんですよね、ガンダムX。
そんなこんなでまた次回。