ひびレビ

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「劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園全員出動の段!」を見て

2025-03-11 07:21:11 | テレビ・映画・ドラマ
 2011年の映画「劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園全員出動の段!」を見ました。

 そもそも私の「忍たま乱太郎」視聴履歴をお話しますと、2005年ぐらいまでは見れたら見る的な感じで見ており、原作「落第忍者乱太郎」も10数巻までは買って読んでました。そのため、私の中で「忍たまの先輩」というと、滝夜叉丸先輩か不破雷蔵、鉢屋三郎のため、本作については「全員出動ってことは、知らん先輩もいっぱい出そうだし、楽しめるんかなぁ」と、正直あまり期待していませんでした。

 で、どうだったかというと……やだ、伊作先輩カッコいい、好き!(笑。足をひねった乱太郎を手当てするべく頭巾をほどく際にウインクするのがズルい。しかもその頭巾で場面転換まで演出するのだから尚ズルい。雑渡昆奈門さんが尋ねて来た際、下級生を守ろうとする動く様がズルい。乱太郎を見守る視線が優しすぎる。何やってもカッコいいうえに優しいとか反則では?幼い頃に土井先生や利吉さんに憧れたように、私が見ていた頃に伊作先輩がいたら絶対に推していただろうなと確信を持って言えるぐらいには印象的な先輩となりました。
 その伊作先輩と絡みが多かった雑渡さんも、相当な実力者でありながらも受けた恩義は忘れない情の深さも持ち合わせている、座り方がちょっと可愛らしいなど魅力に溢れすぎており、土井先生はいつ見ても頼れる先生だし、利吉さんはいつまでもカッコいいし、団蔵が尊敬の念を向けている照星さんもめっちゃ渋い声で冷静に状況判断する様が頼れるし……乱太郎たちのみならず、先輩・大人たちのカッコよさも本作の魅力なんだなぁと、改めて気づかされる作品でした。

 ストーリーも「は組の生徒たちに教える」という流れで状況の解説をしてくれるため分かりやすく、合戦の緊張感は残しつつも明るい描写も多いため、大人も子供も楽しめる程よい塩梅の作品になっていたかと。受けた恩義を忘れず約束を守る雑渡さんと、約束を守らず領民から搾り取らんとする領主たちとの対比も描かれていたようにも感じました。

 そんな感じで楽しめた14年前の作品でした。というわけで、新作映画もようやく見に行ってきます。
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