いやいやいやいやいやいや、めちゃくちゃ良かった!
っていうか、めちゃ導かれてるやん!?
これは間違いなくもう一つの「風立ちぬ」と言っても過言じゃないね。
ということで、
ぶっちゃけ書きますが、しのぶさんのインスタを見てなかったらこの映画の存在を全く知らなかったよ!ラース作品ばっかり見るとこだったよ!
っていうか、てっきりもっと後の公開だと思ってたから、まさか今やってるとは思ってなかった。
本来なら今日もラース作品を観る予定ではいたんですが、早くもラース熱から冷めつつあり…←まだ4作しか見てないやん!?藁
たまたま別の用事で出かけていたら、既にラース作品を観る時間に間に合わなくなったため、たまたま映画館がある場所に来ていたので、なんか面白そうな映画をやってないか掲示板を見ていたときにこの作品がやってることを知り、早速レイトショーで観てきたわけであります。
公開したばかりではありますが、ネタバレもしくはミスリードで感じたことを書きます。
私には、ありとあらゆものがメタファーにしか映らなかったので、ファンタジックなシーンもリアルな映像にすり替わって映って見えた。
最初にも書いたように、ファンタジック版「風立ちぬ」にしか思えなかった。
宮﨑駿監督はやはりファンタジー要素が必要だよね!と思いながら、まるで不思議の国のアリスのように穴(ではないが地下?)に落ちていく感じとかが、宮﨑駿ワールド全開で、ぶっちゃけ「風立ちぬ」より好きかな。「風立ちぬ」は監督には珍しくリアルな世界観だったもんね。
でも、この「君たちはどう生きていくか」なんてタイトルからして怪しかったし、最初の火事のシーンも私には空襲にしか見えなかった。
実は火事だったのか…と思わせつつも、父親の職業や映像から察すられるように、時代も含め戦時中なのは明らかなので、ペリカンやインコは私には戦闘機にしか見えなかった。
戦闘機だって操縦してるのは人間だもんね。命だもんね。
一見、輪廻転生モノ?と思わせつつも、子供は戦争させるために生まれてきたんじゃない!(母親は)戦争道具のために産んだんじゃない!というメッセージがビンビン伝わってきたし、
世界は1人の人間の手で簡単に滅ぶし変えることも出来るというメッセージも伝わってきたから、
見終わったあと、よりタイトルの意味が深く深く私の胸に突き刺さってきました。
主人公の男の子は、父親の跡を継いで製造工場で働くのか?それとも、世界平和のために生きるのか?はたまた、違う世界で生きるのか?は分からない。
タイトルは、明らかに男の子ではなく我々観客への問かけであるので、そういう意味では、映像内容と異なる重いタイトルを付けてきたな〜、さすが宮﨑駿監督!と思わざるを得なかった。
ぶっちゃけ、映像内容は「ポニョ」に近い。
私は、宮﨑駿監督といえばファンタジック映像と思っているので全然嫌いじゃない。伝わってくるメッセージは反戦だったので更に良かった。
声優さんも魅力的だった。木村佳乃さん(間違いなくナツコさん)としのぶさん(おそらく太ったお婆ちゃん)だけは分かったけど、あとの方は誰だか分からなかった。でもエンドロールで俳優さんの名前を見て、あの人もあの人も声を担当していたことマジ驚いた!全く想像もつかなかったよ。
お父さんの声は、池田秀一さん?と思ったくらいシャアーの声だった。誰だったのかエンドロールでも分からなかったけど、ええ声やった!
キムタクはインコの親分??
分かんない。
何度も書きますが、ラース熱が冷めつつなかったら絶対観てなかったよ!
って以前に、しのぶさんの舞台を観てなかったらインスタも見てなかったからね。ラジオでは番宣してなかったし。
これってマジ導かれてるやん!と思わざるをえない。それくらいいい作品だった。
でも、賛否両論ありそうやな。
追記:
お父さんの声がキムタクやったんやー!!池田秀一さんソックリ!
いつか、シャアのアフレコして欲しい!