K君が、
「君は、ヒトラーを評価するのかい」
「今は、タブーかな」
「ああいうことをやってしまったからね、すでに歴史的評価は決定しているようだ」
「維新の会が出てきた時はナチス‣ドイツの登場に似ていた、すごい勢いだった」
「こちらは、マスコミが敵にまわった」
「ヒトラーはシャハトを採用して、公共事業を決行して、数百万人の衣食住を保障する、だが、次がない、手っ取り早いのが戦争経済、禁断の一手だ、途中で止めることができなくなった」
「まあー、イギリス・アメリカの方が上手だった、それに、戦後の情報戦の主導権を握っていたからね、実際は・・・」
「悪いのはイギリスで、うまく立ち回ったのがアメリカ、アングロサクソンの狡猾さだ、それでも、ドイツはゲルン民族の長男だから、まあー、兄弟ゲンカみたいな側面はある」
「そうだな、ドイツには原爆を落とさなかった」
「アメリカには、ドイツ系のアメリカ人が多い、数千万人のスケールだ、アイルランド系と、どっちが多いかな」
「そうそう、ドイツとアイルランドは仲がいい、いや、よかった、ケネデイの父親のジョセフはFDR(フランクリン‣デラノ‣ルーズベルト)の大統領選に協力した」
「うん、アイルランド系の票をまとめて。FDRを大統領にする、そして、イギリス大使のポストをゲットした」
「ケネデイの父‣ジョセフはドイツと連絡を取り合い、さまざまの諜報活動を展開した、ロンドンのアメリカ大使館がスパイ活動のセンターになった」
「なにしろ、アイルランドには、
『イギリスを憎め』
という言葉があるぐらいだ 」
「カトリック刑罰法の実際は、アイルランド人刑罰法であり、ありとある権利と自由を奪った、就職・教育・集会・出版…ほとんど奴隷に近い、これが800年つづく、なかでもひどいのが⒙世紀半ばのジャガイモ飢饉だ、100万人近くが死んだ」
「それでも税を徴収したというのだから、すごいもんだ:
「おっと、テーマは、明治の祭政だったね」