The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

明治は祭政社会か 9

2014-04-24 11:09:15 | Weblog
              
 「明治の祭政社会がテーマなのに、ずいぶんそれたね」
 「君らしいよ」
 「せっかくだから、もうひとつそれておこう、あのアウシュビッツのことだ」 
 「ガス室のあった」
 「あれは、アウシュビッツではないんだ」
 「ふうん」
 「『ユダヤ人問題の最終解決』がテーマでナチスの連中は、これに苦慮した」

 「議論が沸騰する、その中には、たしか、マダガスカル島に移送してはどうかというのがあった、だが、すでに制海権は連合国側にあった」
 「イギリスは協力しただろうかね」
 「戦争だからね、ユダヤ人だかドイツ兵士かなんかは区別できない」
 
 「カンカンガクガクの激論の果てに、ユダヤ人に強制労働を課し、その結果死んでも仕方ない、これがアウシュビッツ収容所になる、それに対して」
 「う~ん」
 「そのままガス室に送り込んでしまう、これが、ビルケナワ収容所、ふたつのグループに分ける、たしか左側がビルケナワだった、と思う」

 「アウシュビッツは強制収容所、ビルケナワは絶滅収容所、ビルケナワには全く救いがない」
 「そこは、どこで区別したんだい」
 「ビルケナワは、病人‣老人‣子供たち、強制労働に耐えられない人々だ」

 ナチス‣ドイツの占領地域から、続々と、ユダヤ人やロシア人ウクライナ人さらにロマが輸送されてきて、引き込み線で、収容所の傍に到着した。