ヨコハマの中華街、
「ほんとにうまけりゃあ 地元が通う」
ヨコハマっ子はシンラツだ、味が落ちた、田舎者好みの味か。
遠い少年の春
汽笛の音
白人の少女
野毛の坂
もうひとつの少年の季節
山国の大寺の生活とは、なんという違いだろう、少年のこころは意外とタフなのかもしれない、今なら耐えきれない。
海の彼方へのあこがれ、青い海・白い船、ちいさな妹と弟、みんな消えてしまった、人はなぜ。この不条理に耐えられるのだろうか。
神さまでも持ってこなけりゃあ説明がつかないじゃあないかー
外国人観光客、あんなにうれしそう、あんなに楽しそう、明治神宮の森の中で、外人の少年がしゃがみこんで何か描き始めた、もームチュー、父親が消していた、
「なんて ステキなシーンだろう」
この静かな森が、異国の少年のこころに、どのように映ったんだろう、紅い袴の清らかな巫女(みこ)、
「ぼくは きょう 森のなかで angel を見ました」